otomo vie cent リノベ その23                 柿

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この鮮やかな橙色が柿らしい。

今年の秋の味覚は柿。otomo vie centの庭には柿の木が3本あるが、このうちの一本が甘柿。交配の仕方で甘柿だったり渋柿だったりするが、今年は限りなく甘柿に近いまま収穫できる。

ごまが沢山入り「食べても大丈夫」サインが出ている。

柿は3種類あるとのこと。一つ目は完全甘柿であり、これは新潟県では稀であり、本来もう少し暖かい地方に多い。2つめは完全渋柿で、これは何らかの事に人為的にしないと渋は抜けない。干し柿やさらし柿でたべる種のこと。そして3つめは不完全甘柿や不完全渋柿であるが、交配の方法や熟すと甘柿に変わる種である。当然otomo vie centの柿は3つめであり、多分形、熟し方から「禅寺丸」系である。今年はこの禅寺丸系が豊作である。硬くて甘い・・・良い感じである。

既存のケヤキのフローリングの上に重ね張り。幅広の杉は季節性の暴れもあるが、それを差し引いても魅力がある。

話は変わり当事務所2階の普請であるが、ユニットバスが設置され2階に新たな床板が貼られはじめた。素材は「杉」の無節の超仕上げ。その肌触りは木の中でトップクラス。但し柔らかさもトップクラスで、ちょっとぶつかっただけでも凹むので、大工さん泣かせである。

この脂っ気がよい。早く素足で歩きたいと思わせる素地肌。

いつもは枠や巾木などに使うが、依頼主(私)が柔らかくてもよいとのことで、いつもはヒノキの床のところ、さわり心地と香りが最高の杉とした。

さわり心地といえば、最近の家電や調理用品の質が落ちていると「肌」で感じる。その一つがお湯をいれるポット。

この写真は燕三条だけでなく全国的に有名なメーカーのステンレス真空ポットの蓋部分であるが、弁が脆性破壊されてポット内に落ちていた(約10年間使用)。これはまだ許せるが、実はこの蓋の周囲の部品まで脆性的な変化していることに気づいた。

完全に素材が崩壊しているような状況。ポット部品でこんな状態は見たことがない。

素材はポリプロピレンであろうと思うが、今までどんなに長く使ったポットでもこのような破壊の様相はなかったように思う。下は50年ほど前のポットであるが、何事もないような同じポリプロピレン製の蓋。何故こんなに違うのかと思う。当然浄水器を使用したお湯を使っているので、塩素破壊されることは無いと思うが・・・。この破壊された蓋の方は、ステンレスの真空式でガラは全く問題無いが換えの蓋販売はなく「不燃ゴミ」となった。

単純な樹脂製品が50年ほど前のものの方が優秀なんてことがあるのだろうか。

一方こちらの派手な昭和のポットはまだ現役で使えるから不思議である。

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