構造区画が3つの基礎の配筋検査

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三国街道の家はUA値0.27w/m2k、耐雪2mで耐震等級3を長期優良住宅で取得している。これで断熱等級5での申請は最後となり次は等級6,又は7の長期優良住宅申請となる。その配筋検査を先週の金曜日に行なった。

思えば2010年から当時でいえばQ値0.9w/m2K以下(現在のUA値では0.3w/m2k以下)の住宅を全棟提供してきた。12年前にこれをうちだした時はの理由は「20年先の断熱基準を「緑の家」の基準とする」と宣言したが、まさしくそのとおりになっている。もう8年もすれば断熱等級6以上が普通になるだろう。

さてそうなると基礎も高基礎のフラットベタ基礎もある程度住宅の基礎の作り方として認知されると思う。何しろ良いことづくめの高基礎。これを計画しないことは勿体ないことである。

高基礎のメリットとしてフラットベタ基礎がある。底面がフラットのため下の写真のとおり配筋がとても単純になる。しかし従来の基礎高のままではフラットべた基礎を行なうと、最低でも立ち上がりの主筋はD19になる。D19になれば加工も大変だし、組み立ても、継ぎ手も大変になる。それが高基礎にするだけでD13かD16の一本で出来るほど強度があがる。

しかも今回は構造区画が3つだけになるという凄くシンプルな計画。このため写真のとおり立ち上がり部分は内部に2つしか無い単純さ。これを耐雪2mで設計しているので、1つの区画においてスラブ筋をD13ではMAXピッチの50となる。

細かいピッチで配筋がされるが、ここは並べるだけの単純さ。

よってミスもほとんどなく2つの指摘をして終えた。

この単純さは打ち込み後の脱枠時に改めてご紹介する。これで床面積は28坪程度であるが、本格的な土間キッチンがある特別な「緑の家」である。

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