小新西の家 外壁終了

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
昨日新潟市での打ち合わせの帰りに立ち寄った。

新潟市小新西の家の外壁がほぼ終わって、家の形になってきた。

小新西の家は周囲を家に囲まれている典型的な都市型敷地である。よって採光に有効な窓は道路に面した箇所に限定され、さらに近隣からの視線を考えると、2階が家族の間になるのは必然かもしれない。

西側に巨大な開口部。これも簾が前提の「緑の家」では良く行なう。サッシが内側に開くのが特徴で、「緑の家」はドレーキップが標準。

耐震性からも有利になる2階家族の間(リビングまたは居間)のため窓も大きくとれる。今回は2階でも床から天井付近まで目一杯窓を設ける。本当は天井付近ではなく天井まできっちりと設ければ、スッキリした意匠になるのであるが、「緑の家」のドレーキップ窓が内開きのため、ロールスクリーンやブラインドを設置出来るように懐を残すために200mmを開けることになる。埋め込みカーテンボックスを採用すれば天井いっぱいの窓が可能だが、天井にきっちり気密シートを貼ること及びそのコストを削減するためにフラットとしたい。そんな理由で200mmあける事になる。

2階南側は近隣がすぐそこにあるのでこの小窓が一つだけ。

唯一の南側窓はこのように近隣がすぐそこにあるので、上部だけにすれば「緑の家」高基礎を生かして相手方の屋根付近に設置され、カーテンを設置しなくともだれからも覗かれる心配の無い窓で「星」を見る事もできる。ここはドレーキップかFIXか迷ったが、スッキリしたFIXのメリットがドレーキップの高メンテナンス性を上回っていると判断しFIXの採用となった。勇気の要るトーメイガラスだがいざとなればシートを貼って不透明にすることも住んでから可能。

下屋、庇、袖壁、約物、窓が集まる複雑な箇所。

大きな窓は袖壁でお隣さんのバルコニー視線を防ぐように計画。また一部木でできる階段を保護するため大きな跳ね出し玄関屋根をかけるので複雑な意匠となっている。

「緑の家」らしい無難な木だけの納まり。

玄関の木枠もいつも通り感じが良く納まっており、「緑の家」らしい。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする