耐力壁検査と無難な屋根 小新西の家

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22日に伺ってきた。

先週の22日そして昨日29日に耐力壁検査に小新西の家へ2度伺った。

筋交いはやはり格好良い。

今回もまだ筋交いの耐力壁としている。これはお伝えしているとおり構造用合板の値上がり巾があまりにも大きいので(この2年で2.5倍以上)筋交いで耐力壁を確保している。

こちらは29日。22日と同じように晴天である。

2度伺ったのは筋交いの取り付け部がいまいちだったので修正していただいたのでその確認。今度は通常範囲になっており、その他外壁の付加断熱が貼り始めていた。

Bグレードの付加断熱は一層のみ。これを全面に直接はる。右の構造用合板は高倍率耐力壁のためこの部分のみ使用。

施工中の写真をブログなどで公開しているサイトはあまり少ない。これは施工中のまだ未施工部分に対して、そこだけを取り上げてそれが間違っているような指摘をするサイトやSNSも多いからである。完成時の写真や基礎の写真ならそれ以上手の加えどころがないのでそのとおりだが、上のような施工中の写真に対して確たる証拠(直接問い合わせ確認など)もないのに、家が特定できるようなサイトのことを誹謗中傷するのはどうかと思う。

ところで超高断熱住宅に付きものの付加断熱時には下屋があると下の写真のように、付加断熱を貼ってからの屋根施工となる。このような事があるので総2階建てのような形態のほうが、長い期間屋根が未仕上げで雨がかかる心配が少ない。また耐力壁が下のピンク矢印部分にあった場合も同様である。この部分の施行が最も気になるところである。この屋根が接触することの耐力壁の施工不良を過去多く見てきた。このため下屋付きの建物はあらかじめ後施工ができるような母屋配置として設計している。

屋根野地板の釘ピッチを確認。その際付加断熱(ピンク矢印)が挟まって先行工事されている事がわかる。

付加断熱貼りまちの下屋以外(本屋)は、当然仕上げのガルバニューム鋼板が貼られすでに仕上がっている。

矢印部分に棟包みがない最も単純な納まりとなる。すでに35年を越える定番納まり。

切り妻なので最も無難な納まりである棟部分にシーリングを一切必要としないカシメの納まり。この納まりがガルバニューム鋼板のような金属屋根において最も信頼がおける。しかしこれは新潟県内だけであり、他県に伺うとこの納まりをする板金屋さんが少ない。すこし残念であるが、屋根は一義的に責任施工となりその上、地域特性なのでこれだけは仕方ない。

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