26年間全棟で続けている中間気密測定で今回は・・・。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
αAが11cm2とは・・・家中の隙間合計が11cm×1cmの建物になる。

耐雪1mで超高断熱等級7(UA値0.26w/m2k)で長期優良住宅認定を受けた小新西の家の中間気密測定が行われた。結果はC値は0.08→0.1cm2/m2(桁表記統一から四捨五入)でとても良い値である。

「緑の家」では事務所設立時(平成9年)から中間気密測定と完成気密測定を全棟の行っている。今は普通に行われる気密測定であるが、26年前はまだ「高断熱高気密は腐るよ」と巷で言われていた頃からみると、雲泥の差である。既に26年間全棟で行っているが、誇れるところはそこでは無くその数値。既定の「緑の家」の施工業者さんがあるわけでも無く、また県外設計案件では、初めて高気密施工を行う工務店さんも多い中、0.9cm2/m2以下にならなかったのは2棟で両方とも確か1.1cm2/m2だった。内一棟は古民家改修だったのでやむ得ないしそれで了解頂いている。もう一棟は古い頃の県外建物である。こちらは工事監理を委託されなかったのでどうしようもなかった。それを除くとほぼ全て0.6cm2/m2以下になり近年では0.2~0.4cm2/m2以下となっている。施工を行わない設計事務所の建物としてはこの内容は唯一無二だと思っている。

ところで事務所ではスタディー模型が次々製作されている。スタディー模型だから製作するための資料は実はラフの平面図しかない。これだけを元に立体を想像し型を切り抜く。これも26年間変わらず行っている。図面は3Dが当たり前でメタバースでVR、また敷地でARが当たり前の技術となって認識されている今でも、手作りで製作する模型。今はまだ現実の目で見る方がわかりやすいし、持って帰って頂いて自宅で気が向いたときに直ぐに何度もみる事ができるのがよい。一方これを超えるようなVRが手軽に可能になれば模型も必要なくなるだろう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする