敷地の高低差

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住宅の建築においてコストがかかるのは外構である。特に敷地に高低差があると擁壁が必要となりそのコストは突然増大する。

昨日美幸町の家の擁壁の配筋検査に伺った。

無難なダブル配筋で高低差800mm程度の敷地擁壁

美幸町の家でも敷地に高低差がある。現在の敷地では道路から800mm程度上がっており、道路との境にどうしても擁壁が必要になる。新潟県の平野部で擁壁を造ることは一般的にやっかいである。それは・・・長期許容支持力度(地耐力)が50KN/m2など夢で有り30KN/m2もないことが多く、L型擁壁の接地圧を満たすことができない。つまり母屋と同じように地盤改良又はより深くまたL型の底盤部分をより長く、又はそれ以外の転倒防止の考慮をしなければならないからである。通常1mを超える擁壁では長期許容支持力度(地耐力)が最低でも50KN/m2は必要で(積載荷重最小時)、更に高い土圧をうける場合、一般的に75KN/m2以上が必要となる。それに対して新潟県の地面は1m掘ったくらいでは50KN/m2も長期許容支持力はでないので擁壁下を地盤改良して50KN/m2以上の支持力を得ることになる。美幸町の家では現況地面下1.5mが底盤の計画でも長期許容支持力度(地耐力)が15KN/m2にも満たなかったので当然地盤改良をおこなった。一般的に新潟県平場での擁壁はコストがかかるので、単独で行う擁壁はできる限り避けるのが無難である(つまり高低差のない敷地を選ぶのがやむ得ない理由以外の原則となる)。

配筋検査の方は定着不足で修繕箇所があった。また水抜きパイプの位置を指示してきた。コンクリート打ち込みには良い季節であるが、それでも養生期間は住宅の基礎より長めにいるので、現場は気をもむようである。

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