この時期に増えるアクセスはエアコンの故障

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この時期「緑の家」のブログに最も多いアクセスがエアコンの関連で有り特に・・・

「室内機からの水漏れ」と「冷媒ぬけで冷えない」

ページへのアクセスが多い。

水漏れであるが・・・

エアコンが冷房で運転していると結露水が必ず発生するのでその水はドレイ管で屋外へ放出される(車も同様に車体の下に水たまりができる)。しかしそのドレイン管が詰まると室内機から水がしたたり落ち、時には数十リットルの水が室内にばらまかれる。原因は3つの条件が重なると発生しやすい。
1.日射がドレインホースにあたりドレン内水温が上昇する環境。
2.連続冷房運転(概ね2週間以上)をする。
3.ドレンホースの勾配が緩い(本体付属ホースを含め)。

・・・となる。

最近は小屋裏にエアコンを設置して連続冷房運転をするシステムがあるが、このような発見されにくい箇所への設置は水漏れセンサーは安全装置だと思ってつけた方がよい。床下エアコンも同様に夏期に連続で再熱除湿運転(リッチであるが)を行う場合は、水漏れセンサーをお薦めする。

この発生を防ぐには冷房用エアコンを一台だけにしない。複数台にして交互に使う(タイマーで12時間、12時間)。で相当回避できる。つまりドレン管内部を乾かす時間を作ることである。

スローリークで冷媒が漏れた箇所に油染みのできた熱交換器。

次ぎに「冷媒ぬけで冷えない」=スローリークであるが・・・

これがやっかいなのはエラーランプが点かずゆっくりと(数ヶ月かけて)冷暖房が効かなくなること。しかも壊れていても、サービスマンが冷媒を追加すると最大で数ヶ月動く場合もあり、ユーザーが欺されやすいことである。

そのスローリークは次の条件時に起こりやすい。

1.冷房及び暖房負荷が高いとき。
2.夏期シーズンで連続して冷房運転する。
3.2011年以降2021年生産までのエアコン。特に2012年から2020年生産品は最悪。2022年以降はまだ不明。

となる。原因はエアコンメーカーの行き過ぎたコストダウンとその売り上げ思想。2010年以降日本の家庭用エアコン設置はほぼ飽和。もし定期的に壊れなかったらメーカーは年々売り上げ台数が減る。適度に壊れるように設計しているのである。そんなメーカーがSDGsって一体何の冗談だろうか?いや確かにエアコンの販売数が「持続可能な」で間違いないかも・・・!

スローリークの対策は・・・

エアコンの保険に加入すること。そして全メーカー共通の5年間保証(冷媒回路限定)があるうちに一度壊れ、その後に第三者保険に入ること。これが最も効果的でエアコンメーカーにもその負担が大きくのしかかり、設計思想をかえ以前のようにスローリークがほとんどおきないエアコンの販売を再び考えるようになるかも。

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コメント

  1. 匿名 より:

    我が家でもエアコンが大活躍しています。2階の除湿運転だけでどのくらい耐えられるか実験中です。室温29.0度 湿度55%(ダイソウ300円デジタル湿度計にて計測)で結構快適です。
    しかしこの空気が床下に入ると冷やされるため床下の湿度が上昇してしまいますので床下のエアコンを暖房モード(27度設定で)作動させています。以前は再加熱除湿をしていたのですが電気代が高いのでやめました。2009年頃までは安いシロクマくんにも再加熱除湿がついていました。床下を魔改造してだいぶ断熱補強したのですがまだまだ床下で空気が冷やされるようです。