築130年のotomo vie cent リノベ その38 貴重な種

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早春の花の代表格「カタクリ」。愛らしい花である。

このotomo vie centを管理に参加するようになってから丸4年であるが、その裏山でカタクリを見たのは2年前の1輪だけだった。今年は複数のカタクリが裏山に咲く。

花をつけるときには葉が複数になり、花のない年は一葉だけという特徴がある。

カタクリは少し山の中に入ればよく目にする春の野草。一方里山には少ない。これはやはり山菜として過去多く食べたのでなくなったのかもしれない。カタクリはこの愛らしい花もおいしいし、茎も葉も全部食用。花がつくのは7年に一回であるが葉は特徴的ですぐに見分けがつくので、葉はお浸しで球根は片栗粉としてつかったため、現在の里山にはほとんどないのかもしれない。一方同時期の山菜の顔であるコゴミは繁殖力もあり現在でも多くの里山に見られる。

一葉だけつけているカタクリは今年は花をつけないが、来年以降に期待。そのため周囲の葉を取り除く手間をかけることが重要。

こんな愛らしく頑張り屋さんなことを知ると食用にすることはもうない。ところによっては別滅危惧種に指定を受けているようで、普通に見ることもかなわない。

otomo vie centのわきの田んぼにはアメリカザリガニを多数見ることができるが、裏山からわずかに湧き出る水路にはアメリカザリガニと別種のような個体がいるかもしれない。今回の写真ではまだ小さいので色では判断不可能だが、以前夏にちょっと大きめの6㎝くらいの個体でも黒く鋏が大きくなかったのでそう考えている。当然大多数を占めるアメリカザリガニの可能性が大だが、このまま夏まで見守りたい。

やはりアメリカザリガニか・・・。

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