連休中はotomo vie centの奉仕作業で過ごすことがここ数年の決まり事。そういえばこの5月の連休中は20年以上ほとんどが遠くに出かけることもない過ごし方をしている。
otomo vie centがある町は江戸時代に新潟県で最も栄えていた(人口密度が高く2万人が居住)出雲崎町にあるが、金山の奉行所が廃止になった明治以降、その賑わいは次第になくなり、現在はごく普通の小さな田舎町である。その海岸から3㎞のところにotomo vie centがある。
周囲は人家があり特に山の中ではなく田んぼが広がる風景。そんなところに昨年キツネの子供たちが生まれてことはご報告したが、その子たちなのか大人のキツネたちが野原でじゃれあっているようだった。時間は19時45分ごろと日が落ち周囲は暗い。otomo vie centのアトリエ棟2階から見える位置である。作物を荒らすことが少ないキツネなら見守ることできるので、少し「わくわく動物ランド」的感覚である。
その一方・・・裏山の頂上あたりにある山中では、タケノコが何かに食われた跡があり、多分・・・イノシシかもしれない。
上からガブガブとかじったような跡・・・
イノシシは人に危害を与えるのでとても危険。人を恐れることが少ないので、目があえば向かってくるかもしれないと聞く。
話は変わり・・・これだけ天気がよいと、外仕事に集中してしまうからotomo vie centの母屋の土間キッチンの奉仕は捗らない。
しかも先月胸を痛めてしまい、また少し風邪気味でもあったため力仕事もできないので、この連休は外部のコンクリート用せき板の設置を少し行った。その時に敷居下土台を支えていた束石(とはいっても自然石の丸石)を外すことに手間取った。写真の黄色い部分が土の中にあったことも知らずに外そうとしたが、半分以上も土に埋まっているとは思わずにやり始めたため、30分も無駄に奮闘した。ジャッキで土台をアップして大きな木槌でたたいたがびくともしなかったので、鉄槌ハンマーで石を砕いてから掘り起こすことになった。まあ古家はそんな感じだろう。土台といっても石場建なので柱下にない束石があるので不要な石は外し、土間を打ってから再建する。
外仕事では久しぶりに「て・こあ」の草刈りと木の伐採。木は紅葉とツバキで、ツバキは目通り200mm程度のツバキとしては大木。紅葉も目通り150mmでこちらも樹齢的には70年くらいか・・・。伐採はチェーンソーで簡単だけれど、後始末が少し弱った体にきつい。それでも一服で昼食を茶の間で食べているとしみじみと「て・こあ」の夏はいい感じ・・・と思うのである。