北園町の家 基礎工事開始

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米軍基地並みの隔壁。
3.11以降更に危険管理地域との認識が高まった。24時間赤外線センサー付きカメラらしき装置が並ぶ。

このおどおどしい隔壁の向こうは東京電力柏崎刈羽原子力発電所があります。

月曜日だった昨日は「て・こあ」で奉仕していたのですが、北園町の基礎工事で大事な根切りがあったので直接迎いました。その時にはこの原発の横を通るのですが、何しろい今までと違いドキドキしました。

何がドキドキしたかと言えば、

ここに北朝鮮の状況がミサイルがいつここに向けて発射してもおかしくない状況なので、何時もと違う気持ちで走り抜ける事になりました。

最近北朝鮮は「在日米軍がミサイルのターゲット」と公言しましたが、ならばこの原発も同様であると思ってしまいます。ここに核でなくとも通常ミサイルでも、東日本に在日米軍が留まっている事が出来ないくらいの被害を1回で与える事ができるからです。

放射能汚染による被害は、多少の時間的猶予があるので三条や寺泊でも心配は少ないですが、この近辺にはミサイルの直接被害があるはずです。それも日本政府は着弾してからアナウンスする・・・だからドキドキするのです。

話は本題です。

北園町の家は地盤調査の結果、「地盤改良を必要としない」となり、これを受けてオーブルデザインと施工業者であるヨシダハウスさんとで改良なしで工事する事に決定しました。

そこで地盤改良なしで一番大事な根切り底の確認が昨日になったのです。

地盤改良があれば根切り底の重要性は低くなりますが、地盤改良がなければこの根切り底が構造そのものなので、パワーショベルでこの折角固い地面を無駄に掘り返すことなく、丁寧に作業する必要があり、それを工事監理者はチェックに伺うのです。

さて・・・ここは第三者監理でもまず行わない項目ですが、この重要性を知っている設計者はとてもこのチェックを大事にします。万が一タイムリーに行けなくとも「根切り底のチェックに行く」と伝えるだけで、現場の職人さんは緊張して作業をしてくれます。

見えなくなってしまうところは特に大事にしたいと考えております。

これは地面に鉄筋を押し込んでいる写真です。

良好な地盤に掘り間違いない掘削工事をすると、10Φの鉄筋を手で押し込むのに抵抗がかかります。ここで3kg以上力をかけて潜りはじめたので300KN/m2以上の耐力があったとおもわれ、その1/3でも100KN/m2なので、設計の地反力30KN/m2以上はあると感じます。

何度も申しあげますがこの上に断熱材が100mm載せてある風景はやっぱり違和感があります。

確認も終わりまた原発の前を通って帰りますが・・・

以前はこのように有刺鉄線を明らかに木で隠していたように思われる配置が・・・

3.11以降明らかに変わったのは、

従来は有刺鉄線の柵をあまり感じさせないような木々を配置していたのですが、最近はその木を全て伐採して、見通しをよくしている事です。住民が感じる厳重に配備された有刺鉄線のへの違和感より、よりテロ防止に力を入れ始めているように思え、今までの「日本でテロはない」というお花畑思考より現実的になって私はよいと感じます。この今の平和は「守る努力」があってはじめて維持できるのであって、無償で得られるものではありません。世界(人類)はまだ未熟であるとの事です。

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