伊達の家 コンクリート打ち込み
 基礎が最重要が「緑の家」。

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殆ど立ち上がりが見られない基礎。もしかして2回打ちだから?
いいえ・・・正真正銘の一発打ちである。

今日伊達の家ではコンクリートの打ち込みをしております。

で・・・この写真を見て、

「緑の家」の基礎じゃないね!

と思われた方・・・

まだこのブログの読み(笑)が甘いですぞ・・・。

昨日は朝3時50分起床。

4時20分に事務所を出発。

7時30分に現地到着。既に監督さんと建て主さんが水を撒いてます。

予想気温30℃・・・ということで

打込みの日は水まきから・・・

大きな板(床面)が伊達の家の特徴。水を噴霧しているの方は実は「建て主さん」。監督さんがホースを渡して(笑)手伝って頂いた。

打込み前の散水。目的はコンクリートと鉄筋を冷やし、捨てコンへの過剰吸水をさせないこと。

熱画像で見ても散水したとこころだけ温度が5度下がっております。

続いて「場内ノロだし」をしてから生コン打ち込みです。

↓の写真を見てわかるとおりフラットスラブではなく大きな地中梁があり、逆に上に立ち上がりのないスラブです。

おっ・・・「緑の家」がとうとう・・・高基礎止めたんだ!

ちがいます。

何時もの高さでありますし、一体型枠ですね。

さて打ち込みが始まりました。

今回の「緑の家」基礎は

普通ー33ー18ー20ーN

です、

何時もは

普通ー33ー15ー20ーN

ですが今回は夏の作業性を考えてスランプを18cmにしております。

このとおり・・・。

この納品書が全部で12枚

数えてもらうとわかるが全部で12枚。全て4m3の10トンミキサー車。

つまりコンクリートを4m3×12回=48m3発注しました。ざっと一般の住宅の3件分。

これって・・・住宅の基礎ではないよね。この時点で住宅の重さは既に120トン越え。

1件でこんなにコンクリートそれも呼び強度33N/mm2(巷の一般住宅は21~24N/mm2)使う家も滅多にありません。

ラーメン構造の柱脚は鉄筋が混み合うので特に入念にバイブレーション。

打込み前の柱脚。左手にM16アンカーボルトが4本セットされる。右手はふかし柱形で構造ではない。

おやっ、 打ち込んだスラブ床からアルマイト処理された金属板が突き出ていますね。これはなんでしょうか。

33N/mm2と高い気温・・・打込み後1~2時間くらいでコテ押さえを開始・・・。

スラブ面が仕上げではないのでこの「押さえ」はスラブを強くする目的。無論表面ヒビ取りもあります。その後散水養生を始めます。

手前は散水養生が始まったスラブ。奥はこれから・・・。

この上の写真から、もう一度基礎工事があるのか?と思ってしまいそうですが、これで基礎工事は終了です。本当にコンクリート打ちは1回勝負・・・だから朝9時から打ち込み始めて14時までノンストップ・・・お疲れ様です。

それはそうと・・・奥のほうの立ち上がりがないからこの基礎から普通はどんな家が建つか想像もつかないでしょう。ですがこの基礎形態で伊達の家の家の特徴が全て表われていますね。

とにかく常識的ではなく、でも合理的で無難な家・・・それが伊達の家です。

打込み前最終確認を開始したのが7時30分、養生を見極めたのが17時。約9時間の工事監理で、この後新潟に戻りましたが往路も「風」なら疲れはない・・・はず。そして20時に事務所到着・・・長い1日が終了しました。

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