建築確認審査機構のERIさんからシールが送られて来た。
大阪府堺市では、新潟県において一般住宅で全く行われない上棟後(建築途中)の中間検査が現地で行われる。一方新潟県では建物が完成したときに、中間検査に代わる数枚の写真提出で終了する。
この堺市では全国でも建築基準法の確認審査及び中間検査が住宅の細部にまで行われる行政庁である。その検査が4月25日に行われ特に問題なしで終了した。因みに全国の殆ど共通で行われる基礎の配筋検査も当然事前におこなわれる。
下の表は大阪府の中間検査に必要な書類等。新潟県内の中間検査省略が如何に施工業者にとって楽であるかがわかる(建て主さんには良いことか悪いことか判断の分かれるところ・・・)。
私はこの中間検査で行われた主に水平力の耐力確保の中心である「耐力壁」の構成・接合・配置の検査に今日伺う。
「えっ・・・行政が現地を見てOKを出した住宅に対し、わざわざ遠方から出向いて又同じ箇所を検査するの?」
そのとおりであるが、法律では
建て主によって指名された工事監理者が、図面と工事が同じ事を確認する
という決まりである。
よって工事監理者たる私が確認することが必要で、特に耐力壁の確認は釘の一本一本をチェックするので現地目視確認をするのが一番よいからである。
また行政(行政に代わる指定機関)の現場チェックは工事監理者ほど細かく見ることはない。行政がチェックした後でも訂正事項が殆ど全ての現場で必ずといってよいほどあるのが実情。これは基礎の配筋検査も全く同様で、必ず何らかの指摘改善がある。
さて・・・ここまでは現地に行く前の空港で書込み、その結果も踏まえて追加で案内する予定。