恩師の研究室で「教室における換気のシミュレーション結果」の紹介頂いた。全ダウンロードは↓
http://tkkankyo.eng.niigata-u.ac.jp/Elementary-school_2020.pptx
全内容結果は上のファイルをダウンロードしてほしいが、PPTXファイルなので展開できない人のために下にPDF版を置く。赤林先生ありがとうございます。
文科省が真夏時に推奨する教室辺り1000m3/h程度(30m3/生徒一人時)を機械換気を行っても、感染者一人で想定した飛沫残留率は20分後でも56%と半分も換気できていない結果となっている(感染者退室後の残留状況)。文科省のマニュアルにある窓開け適当換気(通風)では1100m3/hで効果があるとされているが、機械換気のこの56%の残留率が疫学的にどうのように判断されるのだろう。↓新聞掲載リンク
http://tkkankyo.eng.niigata-u.ac.jp/topic/nikkei0831.pdf
医学素人の私から見ると、「なんだ半分も飛沫が残っているし、前席は防ぎようがない」となるが、この飛沫は壁や天井にぶつかったら反発する条件となっているので、もしかしたら壁等にくっつけば空気中から少しは減る気もするが、いずれにしても感染病において飛沫感染を換気で防止ができるのだろうか。建前の気がするがそのおかげで「生徒達が暑い思い」をする・・・なんか根拠も希薄で納得がいかない「大人」の判断である。
それにもまして・・・冷暖房装置だけつけて換気設備が無い学校教室って・・・住宅より相当劣悪な空気質ではないだろうか。
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/wp-content/uploads/2020/09/akabayasiLab
赤林研究室↓