昨日届いた多分最後の発刊となる4月号・・・
心から「ありがとう」と言いたい。
日経ホームビルダー2021年4月号の表紙
この情報誌のおかげでどれだけ多くの工務店さんが目覚めたか・・・。この業界紙の残した功績は計り知れない。まさに「家造りの実務情報誌」である。
これからの家造りは常に住宅性能を意識して・・・を創刊号から訴えかけてきた。これに目覚め家造りの基準を積極的に変えた工務店は相当数に上ると私は思っている。
最終号の特集は、日経ホームビルダーの過去を時間軸に沿って振り返っている。その記事の中で創刊号の表紙が目にとまった。
「ああ、懐かしい・・・」
日経ホームビルダーさんが創刊されたのは22年前の1999年の6月であり、オーブルデザインが活動を開始したのは1998年でほぼ同時期に産声をあげた。同じ時を歩んできたと言える。この頃のオーブルデザインは、何もコネも伝も無いところから活動を開始したため、当時から最もコストのかからないネットを使って情報を発信し、又時には強く批評もしてきた。今もそのページは過去の当HPに残っている。それを消さずに残すことはこの表紙のタイトルにあるとおり、軌跡は未来につながると私も思っているからである。
今月号のこの特集をみるとこの業界紙が今までどんなことを取材し、発信し、問題提起、進むべき道を緩やかに示してきたか・・・。特にこの業界紙は中小工務店読者に焦点をあて、他の住宅新聞紙等のような国やある団体の発表をそのまま載せることではなく、独自の取材による記事が多く掲載されていた。この点はジャーナリズム魂が残っている唯一無二の業界紙だったのではないだろうか。それを支えたスタッフには住宅に係わる者として敬意を表したい。
最後に・・・当事務所に取材にお越し頂いた荒川記者さん、大菅ライターさん、又池谷ライターさんには心からお礼申し上げる。またきっと様々な場面で再びお目にかかるだろうと思っている。ありがとう。
最後の4月号特集は、住宅業界の現実がわかりこれから家を建てようと思っている方にとても有意義な内容である。是非最終号の購入を強くお勧めする。↓
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