なんと言っても「緑の家」コーナーサッシの圧倒的な広がりは、薄暗い冬の新潟県の家に明るさをもたらす。
家族の間に入ると一本柱がある先に吹き抜けがあり、光に向かうように招かれる。空間構成は光がみえると人はそこに向かおうとする心理が働く。
キッチン前には大きな外部がそこにあるように目に映る。1階の窓にはカーテンがされる予定だが、2階の窓はそのままのカーテン無しの予定で晴れた日には青空を拝む。
「緑の家」は基礎が高いので玄関はしっかり地面と同じ高さで限りなく低く抑えることで高さによる圧迫感を薄める。ここまで玄関戸が地面と同じ高さの家はそうないだろう。そしてしっかり屋根を見せることも大事。あえて勾配を急にして錆赤の色を主張する。