新発田市金塚の家 基礎配筋チェック

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
高基礎の全景。やはりしっかりした基礎計画である。

気温7度と時折霰の混じる日に基礎の配筋チェックを行う。時折強く振り付ける冷たい雨の中でメジャー棒であっちこっちと確認する。こんな季節に基礎をつくるなんてと思われる方・・・ホントは冬こそ基礎に優しい季節である。

ヒビは0.3mm以下がほとんどである。水が容易に染みこまないならこのままでもOKだが、やはり制御出来た方がよい。

住宅の基礎は鉄筋コンクリートでつくられるが、この基礎にヒビ(ヘアークラック)が入ることが高い確率でわかっているし、「緑の家」でもよくあること。原因は・・・夏前に基礎をつくると、完全に硬化する前に暑い気温で基礎全体が熱膨張しそれが冬期になって乾燥収縮と立ち上がりのみに冬の冷熱収縮が同時に働き、スラブに拘束された基礎立ち上がり上部に大きな応力が働きヒビがはいる。逆に冬期にコンクリートをつくるとまだ固まらない冬期に冷熱収縮があるがまだ乾燥途中なので乾燥収縮は同時に起こらない。それで夏期になったときに熱膨張が起こるが、元々スラブは冬期でも温度変化が少ないので、夏期につくった基礎より応力が少ないのでヒビが入りにくいのである。

白い矢印がひび割れ誘発目地。6mに一本はほしいところである。

以前も紹介したが「緑の家」ではこのヒビを予期せぬ場所においてできる限り防ぎたいので、上の写真のようにヒビ割れ誘発目地をいれる。これはこの冬期であってもやはり設置する。

これがその目地棒。この目地でヒビが入れば最終的にモルタルかシーリングでふさぎ美観を保つことが可能。高基礎で基礎を大事にする「緑の家」だからこのような細工を怠らない。

最近の「緑の家」では珍しく縦横200ピッチのスラブ配筋。

今回の基礎はとてもシンプル。スラブは鉄筋D13が縦横200ピッチに統一できた。これも基本設計時に効率の良い構造区画を計画しているからである。

私はあらためて想う。私が超高断熱高気密住宅を基本とした「緑の家」をご提供しているのは、私がこの業種を選んだ時の想いであると。それは一般の人に愛される家を安価で提供したい。自我の偏向した拘りを棄てとにかくシンプル・無難であり、質実剛健でバージニア・リー・バートンの「ちいさなおうち」のような名もなきおうちである。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする