専門家の発言責任・・・

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2021.09.09追記 緑字

まずは下のリンク先をみた事があるだろうか?

https://www.minyu-net.com/news/news/FM20210812-647088.php

私は人から紹介されるまで知らなかった。大きく報道されていないから。

これを見る限り、(既にワクチンを2回打ったと思われる)病院勤務の医療従事者と患者からクラスターが発見され、症状がなかった医療関係者と患者の100人の内、20人から陽性反応が出たとの事。症状が無くとも現在は陽性反応=感染者と報道されているから、ワクチンを接種を2回打ち終えて十分抗体が出来る期間をおいた医療関係者が感染者と認定された。その割合が2割にもなる。

私は自身で探すつもりも無いが、現在陽性反応があった人の中でどのくらいがワクチン接種者であったかのデータを何故報道しないのかが不思議でしかたない(最下のリンクを見ると厚労省コロナ対策推進本部は、2回接種終了後、一定の期間をおいてのクラスター発生は統計を取っておらず、把握していない)。

指定2類相当の感染症なら、必ずデータをとって緻密な分析が必要な感染症であるはず。なぜ報道記者はそのことを取材しないのであろう。こんな記事はまれでは無く下の施設でも

https://mainichi.jp/articles/20210808/k00/00m/040/038000c

となっている。

ここで気になる事は、医療従事者が

人にうつさないようにワクチン接収は必須と考えて2度接種している」

とユーチューブなどで話していることである。しかし↓と↑の記事見る限り、それは事実誤認の可能性が高く、

人にうつす可能性を少しでも低くする一つの手段としてワクチン接種をしている」

になるはずである。上の表現ではワクチン接種をすると人にうつす事はないとの誤解を与え、それがかえって無症状感染者として広める手助けをする(私は広まる事自体を悪とはしないが間違った情報はよくないと思う)。また未接種だから人にうつすとの誤解も生まれる。ワクチン接種ではまず自身の健康のためであり接種は重傷化を防ぐと共に発症の確率が減ることである。だから↓の2つの記事を読むと・・・

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/717152

そしてこれを受けて感染症学の専門家が

「極めてまれな例外的な事例・・・」

との発言がある。↓

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/717769

しかし・・・

しかし、その記事には

厚労省コロナ対策推進本部は、2回接種終了後、一定の期間をおいてのクラスター発生は「統計を取っておらず、把握していない」と話している。

となっている。もしこの記事が言葉の切り取りをしていなければ、この「例外」と発言した専門家はデータの分析の訓練を受けていない素人になる。なぜ国内で統計を取っていないのに「極めて例外的な事例」と言えるのか?その根拠は?

このブログ記事は08.18であるが、2021.09.08にようやく厚労省は9月1日~3日までの新規陽性者の中でワクチン接種、未接種別の割合を分析公表した。以下ネットニュースから
「接種歴別で10万人当たりの新規感染者をみると、未接種が59・9人、1回接種が20・5人、2回接種は4・5人。未接種の場合と比べ、1回接種者は約3分の1、2回接種では約13分の1にとどまり、ワクチン接種の効果が明確に示される形となった。」

とのことでこれで「極めて例外的」といった専門家の表現はおかしいとのことが証明がされた。7%ならせいぜい例外であり、極めて例外的という程ではない。尚、私が計算した下の5%も上の7%も双方近い数値として信頼性があると思われる。

その地域組合の消防署員の感染者は10人で消防署員の母数は204人程度。その200人が全てワクチンを2度接種しているにも係わらず約5%の人が感染している。これはこの事実だけをみれば、「ワクチン接種しても無症状感染のリスクは一定数ある」になり「極めて例外的な事例」に該当する考えにはまずならない。何らかのバイアスが働いて事実を見ることが出来なくなっている。これで専門家として発信するから、世の中の情報がおかしく伝わるのである。極めて例外的な事例なら1%以下(100人に一人以下)でなければ世の常識とかけ離れている。また204人中4人が未接種でありこの4人は陰性である。

私がよくCOVIDー19のことを記事にするのは、2類感染症の蔓延は家の作りにも影響を与えるからである。だからできる限り正しく情報を蓄積したい。

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