耐雪2.5m 上棟前チェック 

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天候が悪い中でも少しの晴れ間が広がり、時折日が差し込む冬至の日、今朝白町の家の上棟前チェックが行なわれた。耐雪2.5mで耐震等級3の頑強な構造をつくりつつ、広い空間をを造るために行なったこと・・・。

2階桁上に水平に合板を張り詰める。流石に地上7.5mでは足がすくむ。いつもの穴開けは、雪の降る前に屋根を造る時間がほしいので屋根を造ってから開ける。

2階桁上の水平面強化と、梁接合部の引っ張り許容応力強化である。
水平面強化は桁上の合板を川の字貼りで一部田の字貼りとなる。こちらは安価に水平面剛性を確保する定番の方法。雪が迫っているために、屋根をまず構築し防水を確保する必要があるので、なによりこの桁上の釘打ちのチェックがないと次に進めない・・・ということで本日分単位での時間調整で現地に伺った。事前に打ち合わせと、説明を何回も行なっていたので全て問題なく施工がされていた。

田の字打ちとなる2階の床張り。季節柄雨がかりはやむ得ない。
長手方向に梁せい600mmの梁が数カ所ある。柱ピッチの細かさも耐雪住宅の特徴である。

もう一つの特殊な事である梁を2重にすることは、2つの接合金物によって柱まで応力を伝えることでこのため梁のせいは600mmにもなった。構造用の集成材が全世界的に足りない中、こんなに贅沢な材積となってしまったが、これも耐雪2.5mの耐震等級3で平面縦横比が1:2.9との長細い形状の中、約38m2(23帖)という構造区画を確保した特殊な条件のため。

ピンク色部分が家族の間38m2で緑色部分が光庭4.5帖。
ピンク矢印部分が600のせいのところ。外部一体打込みの基礎ではやはり水が溜まる。

柱は的確に計算して配置しているので、耐雪2.5mにもかかわらず、50%は105角、残りは120角で納まっている。

2階の桁上合板の釘は(川の字)、めり込みがほとんどない手打ち仕上げ。1階の桁上は多少のめり込みが見られたが、3mm程度の余裕があるのでOK。

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