景観をいかすための特別な手すり・・・

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積雪期間が3ヶ月にもなるため、いつもの棟換気が機能しなくても安心なように軒裏換気口(黒い四角)を多めに計画する

さあー 「片貝の家」も終盤です。

バルコニーに手すりが取付けられて、外見は屋外フードと設備を残すのみとなりました。

当初杉だったのですが、施工中に外壁として最もふさわしい米杉をお選びになり、またバルコニーからの景観をいかすため、手すりはSUS304のフラットバーで完全オリジナル。トーメイ感を最大限引き出します。

手すりが無いように見える程繊細なステンレスFB製。取付けも水仕舞いとバルコニー広さを優先して壁付けとした。

内部からバルコニー越しに越後の山並みと麦畑の景観をみても手すりが気にならない

片貝の家の外観特徴は、なんと言っても米杉のベベルサイディングですが、実はもう一つ大きな特徴がありあます。

それは・・・

玄関ポーチの広さです。
巾10mを超える玄関ポーチは、ご近所さんに気楽に玄関まで上がってほしい事と、この広がったくの字の形状を更に大きく見せる役割もあります。その玄関ポーチの上に一回り小さいバルコニーの屋根が設置されております。

このバルコニーはくの字型の弱点である軸接点を固める(ウエブ)役割もあり、全てが意味のある形状です。

地面から2m以上に設置されるエアコン室外機

裏の軸接点にある屋根も重要な役割があります。
ここは積雪2.5mから3mもある地域で、大事な設備機器類が雪をかぶりにくように設備のための屋根となります。

この地域のエアコンの室外機は地上から2m以上に設置されており、雪深い地域の特性を表しております。

中間気密測定も終わり、いつものC値は0.3cm2/m2でした。超高気密です!!このところ安定的にほぼ全棟0.3cm2/m2ですね。各施工会社さん、さすがです。

※本施工はウエストウッズ(長岡市)さんです。

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