昨日は一日群馬県で勉強会を行なった。
その勉強会は床下エアコン暖房と冷房のこと。「緑の家」では既にある程度確立されているが、床下暖房や全館空調では様々な考えかたがある。それは地域性、文化等の違いの影響もある。
群馬県高崎市までは新幹線だと50分程度でつくから、通勤もできる距離。突然暑くなったのでいつもなら車で行っている高崎市だが、安全性を優先して新幹線を使った。駅におりると三条よりやはり暑い。駅に設置された気温計では38度・・・。こんな状態でも駅周辺で行き来している人は殆どマスクをしている。これは危険である。多くの同意が得られている「屋外で黙していれば全く必要の無いマスク」をはずそうとしない。三条市でも最近屋外出歩く人はマスクを外している方を見かけるようになったが、その点高崎で見た光景にはとても違和感がある。
さて勉強会では一応講師という立場で行なったが、本来ならもっと意見交換を行なうような進めた方もあったかもしれない。内容は過去ブログで載せている床下暖房の利点を3つあげ整頓し、冷房はいつもとおり日射遮蔽と低湿度空間のことをお話しした。特に今回のために冷房時のCF効果をシミュレーションし数値化ししている。
「緑の家」の個室CFは、冷房用エアコンが設置された2階の廊下やホールを24度にして、その空気をCFによって個室に送り込み部屋の温度を維持しようとする仕組みである。日射遮蔽が完全に行なわれCFがある個室ではホールより1.5度しか上昇しないことがシミュレーションから見て取れる。シミュレーションではホールを26度しているが、これを24度にすると個室は26.5度になり快適な範囲に収まる。夜になり気温が下がれば更に室温も下がるだろう。この予想は私が以前紹介したCFのエビデンスとほぼ同じ。
暑い夏だからもう一つの大事なこと。それは低湿度空間がよいということ。いまでも建築専門家の間では、人の湿度に対する感覚は鈍感だからあまり意味がないとのことだが、私の廻りの人は全て低湿度のほうが快適と言い切る。これは本人一人の問題でなく、一緒にその家に住む住人の中でも受け入れやすいことも大きい。湿度が低いと快適温の巾が広がることで、住人間の合意が得られやすいことも快適感の一つである。以前も申し上げたが、汗腺は育った環境によってその数が違うし、男女でも違う。つまり暖かさは一様にして同じく感じるのであるが、暑さは各々感じ方が違うことは明らか。汗腺の少ない白人系の論文や研究結果ではなく、暑い地方で生まれ育った人のしかも年齢巾が大きい家族を想定して研究する必要がある。
その低湿度にするにはエアコンの「再熱除湿」が最も良いが、同じ冷却でも冷房より電気代が2から2.5倍にもなる。それでも「緑の家」のオーナーさんは躊躇なく「再熱除湿」を選ぶ。それは・・・
電気代より、
家=住人=家族の快適感
が大事なのである。勉強会では「家」と言ったが、それが伝わっていないかもしれないので、改めてこのブログに書いておく。
僅かな電気代アップより、「家族」が大事なので躊躇無く再熱除湿によって低湿度にし、住人の快適を維持し、家や家財をカビから守るのである。
コメント
去年は再熱除湿プラスCFでとても快適でした。電気代高騰もあるので今年は冷房メインで…と思っていましたが、
結局今年も再熱除湿プラスCFで梅雨もここ数日の40度の猛暑も昼夜問わず快適です。(我が家の場合は26.5度前後、相対湿度が50%前後)
少しの電気代の増加も、快適空間には敵いません。本当にそう思います。電気代、室温よりも相対湿度、絶対湿度の方を家族も気にするようになっています。
そうなんです。低湿度の夏を一度体感すると、特に歳を重ねた私には後戻りできない快適さ(家族の平穏も含め)があり、朝目覚めた時のさらっと感や猛暑の中、帰宅した時の冷えすぎないでも十分涼しい自然な空気感に心も体も満たされます。