秋の東京へ 4 エアコンの進化の方向と論文テーマ

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12345987654エアコンと家の進化ベクトルの違い

超高断熱住宅と空調を愛でる人ならお気づきだと思いますが、1970年頃から家庭に普及したエアコンの進化と家の進化が今別方向にずれております。

そう言えば「緑の家」では19年前から夏も空調で・・・を基本にしておりますが当時は再熱除湿の運転は反対でした。ところが2009年頃「緑の家」超高断熱仕様をつくり、2010年から本格的に完成して住み始めると・・・外皮からの熱負荷が無くなる(外壁通気工法であると時間差で伝わる熱移動が微少)夜間において、内部顕熱発熱も最近の主要家電(液晶TV、冷蔵庫、パソコン、ルーター、便座、照明)の消費電力が激減し、たぶん一番の発熱源が人になっております。一方内部の潜熱発熱は以前とかわりないので(人、洗濯物、煮炊き、風呂)・・・空調の負荷形態が変わりました。

こうなるとエアコン運転状態はSHFが低くなければならないはずですが、昨今のエアコンは低負荷の冷房運転時にはSHFも下がりきれないばかりか総除湿量も少なくなり、冷房運転だけで必要とされるRH(相対湿度)65%以下を維持する事が厳しくなりました。

この事をいち早く察した「緑の家」では今年夏期の空調運転時にデータをとり続け、再熱除湿がもたらす室内環境とその電気代を把握した上で「再熱除湿」も積極的に使う事に方針を変換しました。

ですので、

「緑の家」の夏期エアコン運転状態が変化したのは、近年の家電製品の消費電力が少なくなり最低必要とされる顕熱負荷が少なくなった事と思っております。この辺りの負荷種類変化の研究をテーマとした論文を期待しております。今後のエアコンの開発(運転)に影響を及ぼす間違いなく面白い論文になるはずです。

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