一週間前の日曜日に、三国街道の家の地鎮祭が執り行われた。この建物は積雪2mで耐震等級3、UA値0.27w/m2kで長期優良住宅認定建物である。
長期優良建物を認定時には、審査機関(行政)によって建物構造計算書及び構造図のチェックが行なわれるが、数年後にはこれが義務化される。現在の三条市役所が認定した長期優良住宅数は今年度36棟目(5ヶ月)となると読み取れるが、これが多いか少ないかというと以前より多く、でも新築総数(120棟くらい)からみたら30%と少ないとなるのだろう。一方全国では新築戸建て住宅の25%が長期優良住宅だから、少し三条市は多いとなる(年度と年統計読み取りが正しければ)。
この割合と進捗ペースではたして構造検査の義務化が無事行なわれるのだろうか?
三国街道の家は、模型と予算を決めたのが今年の1月。それから7ヶ月経過して見積もりを工務店さんに依頼すると、この半年で合板の値上げから建材類、そして設備類の値上げまであったので予算よりその分(消費税分)オーバーしてしまった。
昨年春のウッドショックが始まってから建築費はトータルで25%~30%も価格が上がってしまったが、激しい円安と原油などのエネルギー関連でこれが下がる様相が今のところない。よって多少施工を先送りしても良いことはないと判断している建て主さんが大多数である。今思い返せば私も金利7%という超高金利が当たり前の頃に、ローンを組んで家を建てたからよくわかるが、自身が建てたいときが最もよい建て時条件なのである。今振り返ってみてもあの当時建てる決断をして良かったと思っている。