男性にとってひげ剃りは朝の儀式である。私はひげ剃りはもっぱら電動シェイバーを使っているが、そのシェーバーは20年くらいラムダッシュである。
電動シェーバーを使う人は概ね3つに分けられており、往復運動であるパナソニック、ブラウンと回転運動であるフィリップスとなる。その他もあるが有名どころはこの3つ。その中で私はパナソニックのラムダッシュを使っている。一時期他メーカーの往復刃にしたが、振動がラムダッシュより大きくてすぐに買い換えた。ひげ剃り機は会社用と自宅用の2台体制であり、自宅用の古いラムダッシュの外刃に穴が開いたのでこの度新たなラムダッシュを買った。
今までは3枚刃のラムダッシュの使い勝手が良かったのだが、新たなシェーバーは6枚刃のラムダッシュプロを選んでみた。
ここ最近の家電品は、国内メーカーに拘らないのだがシェーバーだけは別。顔に直接当てる刃物である以上、国産しか信用できない。海外製は安価でもやはり避けたいのである。確かにこの新たな6枚刃は早くそり上げる事が可能だが、ヘッドが大きすぎて鼻の下あたりで違和感を伴う。もし同じ剃り上げなら3枚刃のほうが使い勝手は良いと思っている。皆さんはどんなシェーバーをお使いだろうか?
一方この電動シェーバーのように一度充電すれば2週間は使えるくらいの比消費電力容量だと、10年間はリチウム電池のへたれを感じさせない。しかしスマホのように2日一回の充電だと7倍速くへたり、概ね2~3年で劣化を感じるが、現在の太陽光発電の蓄電池やEV車の電池はどのくらいで劣化を感じるのだろう。EV車だと5年で明らかに劣化を感じるとのネット評判を見かける。
さて話は変わり・・・先週建物関連の記者さんが取材に当事務所にお見えになった。
そのときに風呂CFの話題がでて、実は記者さんも風呂には循環扇をつかって早期乾燥を行っているとのことで、その記者さんから「風呂CFは全国の工務店さんが使い始めてますね・・・」と言っていた。
風呂CFをネットで広く薦めてから早10年になるが、数年前までは同業者さんほど理解を得られることはなかった。これは日本の文化が他人の話を聞くときにはその「内容」ではなくてその「人」に依存することが多いからだと思う。立派な肩書きをもった人がした話は、その内容を聞いた人が自身の中で精査することもなく全て正しいと思い、肩書きがないばあいはその話した内容は全て正しいと思わない・・・つまり内容の正しさに興味がなく、その人(肩書き)だけを見て判断している。そんな印象を受ける。しかし歴史を振り返ればどんなに凄い肩書きの人でも間違いは起こる。例えばもっとも有名な天才物理学者であるアインシュタイン。彼が後年に主張した「量子のゆらぎ」について現在の量子学では間違っていたとの事。「量子的重ね合わせ状態」では観測されるまで「それは」決まっていないというのが現在の定説になっているが、アインシュタインは観測によらず決まっていると唱えていた・・・と聞いている。そんな専門家しかわからないことはやむないとしても、日常のことならやはり自身で精査し、正しいかどうかを判断することが技術者として重要だと思うので、今後も鍛錬を重ねたいと思う。