お気づきですか?
最近やたらと「原油が1バレル100ドルになった・・・」とか
「国内で資源が見つかった」とか
「東シナ海のガス田が重要とか・・・」
「メタンハイドレートが有力とか・・・」
改めて感じましょう。日本では1億2千万人以上いる国民が消費する資源を殆ど輸入してます。
だから大事に使いましょう。
そしてちょうど老後生活を迎えるその時のために備えましょう。
最近予想通り原油がじわじわと上がっております。
この流れは当たり前の事で、中国、インドなどの人口大国の生活が豊かになってきており、
生活が豊か=エネルギー消費大
は自明な事です。今後も人口が増え豊かさが上がれば、その大きな資金でエネルギーを買いこれからもどんどん高値になるでしょう。
上のグラフを見れば一目瞭然ですが、数年前のガソリン高値のころの原油価格にじわじわ近づいてます。あの頃と大きく違うのは投機目的では無く需要が増えているので上がってきたのではないかと思われる所です。
さて日本人は蟻とキリギリスの蟻です。高齢になった時に訪れる原油高騰でも悠々自適に暖かい家で無理なく暮らせるように今から備えることが重要です。それが家の超高断熱化ですね。今は自然素材、天然素材ブームですが、古民家を手放す最大の理由が「寒い」事であったように、20~30年後の性能に合致しなければやはり短命の住宅でしょう。大事なのはまず耐震性、超高断熱ありきで次に自然素材、天然素材仕様のバランスと考えます。
報道ではメタンハイドレート等新しい資源が見つかったとか言ってますが、これはメタンハイドレートが将来採掘しても商業ベースに乗りそうなことが現実味を帯びてきたからです。この報道で「日本のエネルギーは何とかなる」と喜ぶのは浅はかです。つまり今までは採掘しても全く商業ベースに乗らないためわかっていても何もしていませんでした。例えば原油が1バレル200ドル以上になったら海底資源を発掘しても採算が合うとするとそれはガソリンが今の倍になると言うことを暗に宣言してます。灯油もそしてそれにつられて電気も相当上がるでしょう。深海から発掘する作業は技術が進歩してもコストが急に下がる事は考えられないのです。
コメント
poruko様
コメントありがとうございます。
殆どの「緑の家」が耐震等級2相当で設計されているので、25年経っても耐震性がネックで改修でしにくい事がないのが喜ばしいことですが、一方断熱性は25年後では性能が足りなくなると予想されます。
そこで少し先の話ですが、
過去のSプランの家の断熱改修は私どもの責任において何か良い方法をご提案させて頂きます。
緑の家は気密がしっかりポリエチレンフィルムで施工されていますから、外壁を全て剥がせば比較的簡単に断熱アップができます。気密性を吹きつけウレタンやテープだけで処理している施工は断熱改修は大変です。また気密性がない家はどうしようもありません。そこから考えるとそう大きな問題(コストが嵩む事)がないと考えます。
どんな住宅でも手入れなしには、長く住みつづけることはできないし、メンテナンスも必要になってくると思います、多分我が家も(Sプランです)も石油資源が高騰する25年後にはサッシの気密性能が悪化しサッシの総入れ替えなど、大規模な改修工事が必要になってくると思います。
そこで将来、改修工事で断熱、気密性能を上げる方法はありますか?私が、ぱっと思いつくところでは、床下の断熱強化工事として断熱材の追加重ね張り、そして天井はセルロースファイバーの吹き増しと考えられるのですが、壁面に関しては内側から何らかの断熱材を追加すると、気密シート面に室内側からの温度が伝わらなくなり気密シートの室内側で結露しそうな気がします。改修工事でSSプランの性能に近づくことができるといいですね。