昨日の提言⑨ 超高断熱の家にはドレーキップ窓が基本では、各大手メーカーから発売さているオール樹脂サッシの話が出ました。その樹脂サッシは、従来より細い窓枠をもち、ガラスと障子(ガラス枠)が接着剤で一体化しているものです。
その一体化している樹脂サッシは、シャノンさんのサッシとやはり大きな思想の違いがあるようです。大手サッシメーカーさん曰く
「パッキンの期待設計寿命は10年で、仮にそれ以上お使いになりパッキンがダメになったら・・・サッシごと交換です。パッキン単独の交換はできません。柱についているサッシ枠は無論そのままです。」
との事です。
なるほど・・・とても合理的だ・・・ではなくて・・・
10年の期待寿命で引き違いのサッシなら15年もすればパッキンは用を足さないだろう・・・。つまり躯体は超高気密でありながらサッシによって気密性が落ちるのを我慢するか、高価な3枚ガラスごと交換するかのどちらかです。無論ガラスのコストがパッキン交換に加算されます。
それを聞いて・・・目が丸くなりました。パッキンの為にガラスごとの交換・・・私ならそんな勿体ないことぜったいまずできない・・・隙間風を我慢する事になるのだろうな~。
このサッシが発売されたのはもう3年前・・・たしか県内の工務店さんも結構使っているはず・・・これを知っていて建て主さんにこの樹脂サッシを勧めたのかな??
大手メーカーさんには申し訳ありませんが、「緑の家」では1回も使用しないでよかったと思っております。
さて話は樹脂とアルミの複合サッシに変わりますが、
頂いた資料から
さて、オール樹脂サッシではなく現在でも大手ハウスメーカーがよく使う、樹脂とアルミのサッシで引き違いの場合は、上図のような箇所にパッキンがあります。これを交換するにはガラスの周囲の枠をバラす必要があるとのことです。図の部分はまだ押しつけ効果がある部分なので大丈夫ですが、戸車部分や上レール部分のパッキンは押しつけ効果がないところですから、こちらのパッキンを変えるにはバラす事になるでしょう。現在その見積もりを頂く予定になっておりますので、正確なコストは今しばらくお待ちください。
コメント
カズン様
コメントありがとうございます。
>こちらで言うドレーキップとは開き戸の総称でしょうか?それとも縦・横兼用の開き窓を言うのでしょうか?
うーーん。ドレーキップは開き戸の総称のつもりでは使っておりません。ですが・・・気密性の優位は開き戸全てに当てはまります。
ただ、外部遮蔽措置のし易さ、虫対策から外開き戸(すべり出しを含む)よりドレーキップ窓を推奨します。
おわかりでしょうが念のため・・・
ドレーキップとはこちらの↓サイトがわかり易いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/shigep_japan/12715038.html
いつも勉強させていただいています。
我が家は引き違いの気密不足の心配からすべて開き戸(滑り出し)にしました。
こちらで言うドレーキップとは開き戸の総称でしょうか?それとも縦・横兼用の開き窓を言うのでしょうか?
北関東様
コメントありがとうございます
>これ知ってました!もちろん知ったのはこちらのブログ(過去記事)です(キッパリ!)
そうですね。提言までにならなかったけれども、確かに数年前に書いていますね。何時だったかか?・・・忘れました。
>シャノン製品であればパッキンの交換は可能なのですか?
可能だそうです。上下のは両面シートを剥がすように、召しあわせは小さな樹脂パーツごと・・・だそうです。もともとシャノンさんはドイツの樹脂サッシ思想から入っていますから、メンテナンスを考えた納まりのはずです。
>温度調整はエアコンに任せてあります。
一度体験すると簡単で快適で、お金もかからないことがわかるので殆どの人がそうなります。
>超高断熱の家にはドレーキップ窓が基本
これ知ってました!もちろん知ったのはこちらのブログ(過去記事)です(キッパリ!)
知っていましたけど、拙宅は妻の強い要望に負けて引違い戸が結構あります、、、
半ば諦めかけていたのですが、幸いなことにすべてシャノン製品です。
シャノン製品であればパッキンの交換は可能なのですか?
今では洗濯物を外に出すときや雨戸を閉める以外は引き違い戸は使いません。
一年を通じて温度調整で開けることはほとんどないですね〜
温度調整はエアコンに任せてあります。
次建てるときはドレーキップにします!(笑)