Q=0.9以下 新潟での高気密高断熱の現時点での目標はQ1以下

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にわかに世の中の断熱気密性能が上がりそう。

高気密高断熱の国の基準を作った坂本先生が「熱と環境」の最新版で語っている。Ⅳ地域(新潟県の大部分)目標値はやはりQ1以下。詳しくは

http://www.dowkakoh.co.jp/quarterly/2008-01(vol10)/heat-and-env10.pdf

です。

上のグラフは「熱と環境」の2008年冬号 坂本先生の記事から抜粋です。それによると内部発熱(人や待機電力)だけの所謂無断房で、20度の温度差を作るには、Q=0.25W/m2k以下でなければならないことがわかります。新潟県では無断房は現在ではありえませんね。一方日が射すとQ=1.0であれば無断房で過ごせそうです。夜間はだめだけれど、蓄熱をうまく利用すればある程度いけるかも?

さて、当事務所の「緑の家」はQ=0.9W/m2k以下でこの目標と同じです。それに、後から断熱追加もあり、将来性をみこした仕様となりますね。新潟県のような冬に日射が期待できない地域が無断熱で快適になるためにはQ=0.25W/m2k以下となり、気の遠くなるような大変な断熱仕様(壁の厚さ40cm以上か)です。換気は、熱交換率95%くらいで、窓のK値は0.4くらいでしょうか?真空トリプルガラス相当でしょうか?まずここ15年ではありえない仕様です。となると、コストと性能のバランスでQ=0.9くらいがやはり目標でしょう。

目指せ!!Q1以下 Q=0.9のSSプラン「緑の家}

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