下の図もこちらの論文から抜粋した。
今年の建築学会論文集を7月に受け取ってから2ヶ月経ちました。今日ようやく開封しました。それまで全くの余裕がなく、机の端っこにほおり投げたままでした。
さて紹介の第一は、
所謂「通風による効果、電力削減」です。
結果の図を上に掲載します。
結論は大巾に削減が可能なまとめとなっており、そのとおりだと思いますが、2つ再確認。
1.測定地域は標高約300mの恵那市である。
2.快適性の評価が窓開け窓閉めで同じか。
という点をしっかり把握しておきましょう。
1の岐阜県恵那市は内地特有の温度変化大きい地域です。
この最低気温なら窓を開けて寝ると寒いくらいだと思う。
暑かった昨年の恵那市における最高気温と最低気温です。
実は・・・最低気温が低ければ寝やすくて、昼間の湿度もしっかり下がります。最低気温をみると・・・うらやましい・・・熱帯夜が1日もありません。時には20度以下の日もあり外気のエンタルピは低いでしょうから夜間の窓開けは確かに有効です。しかしに新潟県のような標高10m以下の海岸平地では、夜間も気温が下がらない日が続き、無論熱帯夜も7日あります。
日本は高い山々もあり、南北長く、地域差が相当影響すると思って論文を読みましょう。それが面白いです。
確認の2つ目、快適性の評価については又の機会に・・・。