玄関部分は虫に大変強いアイアンウッドをで階段を作り、地面との接触を断絶。奥に見えるのはエアコン室外機。左の戸は倉庫の入り口で右の上が玄関。
矢代田の家は玄関階段に特徴があると先回説明しております。
その玄関階段を後ろから見るととても究極のシロアリ予防対策とわかるでしょう。
近年の住宅はシロアリ対策も高いレベルになってておりますが、それでも加害はいまだありその中でも玄関周りと浴室廻りに被害が集中しております。
この二つの共通点は・・・
どちらも地面から近い位置にあり、特に玄関ポーチ、玄関内部のコンクリート(タイル仕上げなど)部分の直下は直ぐ土であることから、そこからの侵入が容易であることにつきます。
ところが・・・
「緑の家」はその玄関内部は室内空間で人が目視することが出来ます。これは多分「緑の家」くらいしか実践されていない納まりです。また玄関外部のポーチに至っては、今回このようにこれまた目視出来るので、この部分が弱点となる事は全くありません。何しろ玄関が浮いているのですから・・・。
階段に使用した木も全てシロアリに大変強いアイアンウッドを屋根下に製作。これで耐久性も防蟻性も確保します。
さて・・・
床坂の上にUBの足がのる。配管が丸見えでメンテナンスが簡単。
矢代田の家の床下は1.4mの空間が有り、お風呂場の下にもこのような空間があります。シロアリ侵入の弱点は玄関とお風呂場なのでその両方ともこのようにシロアリの侵入を阻止しまた侵入されても直ぐわかる構造になっております。ここが「緑の家」の高基礎の原点でもあります。
こんな感じでUBの裏側が誰にでも見える。