「 Asama 」一覧

デシカのある「緑の家」完成見学会

赤字 追加記載

カーポートは悪天候のため本日施工されブルーシートで覆われておりますが、その横から建物の玄関部分へ階段を上がって入って頂けます。尚、降雪が予想され手おりますので足下に気をつけてお越しください。

日時: 令和6年1月13日(土)14日(日) 
場所: 新潟市秋葉区美幸町  場所はご予約時にお伝えします。
駐車場:見学会会場敷地専用駐車場内のみ(道を挟んで前の砂利敷きの敷地)

予約方法:メール→mimoza@arbre-d.sakura.ne.jp(日本語部分を消して送付)又はお電話で
※メールの場合は一両日中(休業日の場合は翌営業日)にご案内のご連絡をさせていただきます。
(日曜日・月曜日休業)
※当日のご連絡はお電話でお願いいたします。

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建築士が考える耐震性 その2

雪国では積雪時に地震が来ることをどのように考えるかは、耐震性を語る上で重要なファクターである。

設計積雪量2mで設計した片貝の家(2012年撮影)

11月1日のブログで同じ耐震等級3で公的評価を取得しても、設計者によって耐震性は変わると「その1」では申し上げた。読者さんの中には、耐震等級3なら大丈夫と思っているかもしれないが、設定条件をかえることでその評価の中身は違うことが理解できたと思う。それはその1で紹介した地震の地域係数だったり、以前申し上げた設計積雪量、そしてまだご紹介していない積雪時の地震が来たときの荷重の係数がある。そこでこの「その2」ではこの地震時の雪の荷重係数について触れたい。

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今年のインフルエンザと湿度

国立感染症研究所のHPのトップにあるグラフ「年別インフルエンザの定点あたりの報告数」。2023年は赤線であり他の年と全く違う傾向。

2023年は他のどの年とも違い8月中旬からインフルエンザの流行が始っていることがわかる。

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無塗装の木の魅力 超仕上げ その3

さて、「自然・無垢材の中で」超仕上げのすくない理由だが・・・

A.室内のインテリアで針葉樹がすくない。

B.木を無塗装でつかっていない。

C.超仕上げは手直しができない。

と考えられ、Aは「その2」で長々と説明した。その3ではBの続きとCの説明をする。

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年末の完成見学会

当面ブログのトップに固定表示
予定通り開催いたします。(12月23日8時)

耐震等級3及び劣化防止等級3でUA値0.25w/m2k(等級7)と極めて高い基本性能


日時: 令和5年12月23日(土)24日(日) 
場所: 新潟市北区松浜本町  場所はご予約時にお伝えします。
駐車場:見学会会場敷地内のみ

※大雪により開催に危険を伴う場合は中止となる場合がございます。
 安全のためご理解いただきますようお願いいたします。

予約方法:メール→mimoza@arbre-d.sakura.ne.jp(日本語部分を消して送付)又はお電話で
※メールの場合は一両日中(休業日の場合は翌営業日)にご案内のご連絡をさせていただきます。
(日曜日・月曜日休業)
※当日のご連絡はお電話でお願いいたします。

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擁壁配筋検査 松浜ヒルサイドの家

柔らかいトーンのウールホワイトでまとめた外観はSGL(新ガルバユーム)から想像も出来ないくらい優しく、丁度住うご家族と混じり合う色。

本日は松浜ヒルサイドの家の擁壁の配筋検査で現地に赴いた。淡い色の組み合わせがやさしい感じの松浜ヒルサイドの家である。

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トイレ便器種類と注意

2023.11.10内容に間違いがあったため修正しました。
2023.11.13 写真追加

最近「緑の家」でご要望が多い洗浄便座分離式でタンク有りでしかもタンク分離式の従来からある便器。

「緑の家」でオーナーさんが選ぶトイレの最近の傾向はこのタイプ。古く(40年以上前)からあるタンク有りのタンクと洗浄便座分離型である。理由は・・・

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価格上昇のため・・・見直し。

ヤマボウシの可愛形の実であるが・・・何かアニメでよく見る実に見えたりもする。

食することもできるヤマボウシの実である。「緑の家」でもたくさんのヤマボウシを外構に計画したが、このヤマボウシは初めて知った常緑種のヤマボウシ。

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松浜ヒルサイド

阿賀野川の土手から見える緑青風の屋根。松浜ヒルサイドの家である。

家のネーミングはその土地に伺った時に浮かぶこともある。今回の名称は丁度この土手からみたそのままである。

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季節の境における風呂CF(循環ファン)

風呂CFは脱衣所CFとの2セットで風呂CFとしてシステム化されている。

先週は珍しく風呂CFの問い合わせが複数あった。確かにこの時期は全館空調の家でも空気質が乾いていないので一年の中で、梅雨時と同じくお風呂場の乾きが悪いはず。排気用換気扇だけで乾燥させている家と違い、当然風呂CFのある家はこの時期でもいつもどおり直ぐに乾く。

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ALCの外壁 その2

ピンク色のところがシーリング箇所。住宅ではこの太さの目地はあまり無いが、住宅以外では一般的なシーリングの状態。

先回のALCのチェックから数日後の昨日に再び現場でALC最終チェック。先日指摘したこと、及び塗装前のチェックを入念に行うため、施工会社さんから強く依頼されて伺った。先回申し上げたとおり、ALCは塗装がとても大事。だからその塗装下のシーリングの打ち方でメンテナンス時期が左右されるくらいシーリングは重要となる。

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金沢市 戸板の家の気密、内部耐力壁検査 その2

Ua値0.17w/m2kと超高断熱の金沢戸板の家。板は杉の羽目板で、しかも当初小節程度と思っていたが全て無節である。過去にも金沢市で設計した「鳴和台の家」も同様だった。金沢市は小節は嫌われているかのように無節になってしまう。無節のほうが当然価格は高いのであるが、両価格提示され検討し無節を建て主さんは選ぶ。

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金沢市 戸板の家の気密、内部耐力壁検査 その1

昨日の工事監理は金沢市。朝7時前に事務所をでて戻ってきたのが18時ごろと延べ11時間の工事監理である。流石に今日はこれだけで業務終了であった。内部の耐力壁検査と気密施工チェックだが、2人で3時間かかってしまった。一人なら6時間以上となる。建物が大きいこともあるし、見る内容が多いのがその原因である。

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建築士が考える耐震性

積雪地で設計する建築士のほとんどが知っているこの事は、一般の建て主さんには知られていない。(3000N/m2で積雪1mの荷重)。

「緑の家」の耐震性能は原則地域で決められた設計積雪量を満たしての耐震等級3となる。このため設計積雪量が2mを超える地域では屋根が少し小さめだったりして、工夫をしながら耐震性を確保している。2mの地域であっても当然積雪1mで耐震等級3を取得も出来るが、明らかに2mより耐震性は劣る・・・と言うより屋根に雪が0.35m以上あるときは一般の家より弱い耐震性となる。0.35mとは法では積雪量の0.35倍だけの荷重で耐震性の検討をしてもよい建て付けであるから。積雪2mなら0.7mで、積雪2.5mでようやく1mに近い0.875mの雪の重さの時の耐震性を確保している。このことは改めて機会を設け説明したい。

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長期優良住宅に電線の規定がないことの疑問と対策

丁寧に気密処理された電線の貫通部分。

電気配線は住宅建築ではほぼ100%必要な設備で、この室内配線はVVFというケーブルで施設されることが99%。しかし随分前から言われているが、このVVFケーブルの設計上の耐用年数は屋内の標準使用で20年から30年とのこと。30年経つと、シースケースの劣化で絶縁が低下し、最悪火災の原因になる。

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家は構造が主だから・・・

床にかかる台風時の応力を視覚化した図(構造EXより)。

「緑の家」での実施設計の作業は、意匠系と構造系でほぼ同じくらいの時間を使って作成している。しかし神経の使い方(集中力)はやはり構造図面や構造計算を行っているときが大きく、知識と労力をフル稼働させる。

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査読論文 自然系(天然系)塗料とDIY

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このブログの図は特記を除き全てこの論文からの転載

今回の紹介は木材に塗る天然塗料についての査読論文で、状況としてはDIYを想定している。多分家を建てたあとでも木に天然塗料(オイル)を塗っている人は多いと思うが、その際の揮発性有機化合物の影響と評価の論文となる。

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2023年建築学会梗概集からの 論文② 第三種換気の問題

いきなり結果を示す表の掲載である。C値0.1m2/m2以下の家でも給気口から40%しか入ってこない。残りの60%は他の隙間からである。

ようやく少し余裕が出来たので再び2023年の建築学会梗概集から興味深い論文を取り上げてみる。その②は上のグラフで、第三種換気の実際の給気口から入る新鮮空気の割合である(実測値と計算値)。

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この時期の風呂CFの有能さと床に敷いたままの布団内の湿気

起床後に温湿度計を布団内にいれデータを取る。布団内のRH(相対湿度)はほぼ50%以下。

10月でも超高断熱住宅は引き続き冷房している家も多いが、新潟県の一般的な住宅では日最高気温22度から最低気温15度が続くこの季節が、珍しくエアコンがほぼ動かない時期といえる。その状態では家内のRH(相対湿度)は60%~70%くらいになる。すると排気換気であっても今まで半日あれば乾いていた風呂場内はなかなか乾かなくなっている。そこでやはり出番は風呂CF(循環ファン)である。

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「緑の家」の白の色味への拘り

2023.10.12 加筆修正

「緑の家」の壁と天井の白は25年以上変わらない19-M92Bという色。33年前に施工した事務所の壁も同色である。写真は2021年竣工の清五郎の家。

「緑の家」では1998年の事務所設立以来からの白いAEPの壁天井が標準仕様で、これは今も変わる事がない。安価で質感もよく30年ほどは退色しないAEPはメンテナンスも優れているのでこれからも「緑の家」の標準仕様である。まず何故・・・

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結局骨抜き?25年から始まる構造審査義務化

2025年から普通の住宅にも構造審査を実施するとの宣言が2年くらい前にあったが、残りあと1年半のこの時点では、どうも本気で構造審査をする考えはないようである。上のHPにいくと現段階の資料が見ることができるので8月7日の資料を是非見てほしい。

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やっぱり、原則は建替え・・リフォーム・リノベは慎重に 

日本の人口が減ってきており、必然的に空き家も増えてくるが、その空き家を購入してリフォームなどして住むことは慎重に考えた方がよい。これは随分前から私はリフォーム、リノベは基本的に慎重にと申し上げている。そして今でもその考えに変化はないばかりか更にそう強く思う。

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ポリエチレンフィルムによる超高気密は夏にこそ本領発揮

1997年の事務所設立以来全く変わることのないポリエチレンフィルム0.2mmによる超気密施工。

「緑の家」では1997年から26年間、上のポリエチレンフィルム0.2mmで超高気密住宅を設計している。そしてこれは今後も変わらないと強く思う。この理由はこの6月~9月のブログで度々お伝えしているが、久々に心が震えたので何度も載せる意義はある。

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