エアコンの水漏れの原因はカビ(バクテリア)

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2008.02.28日赤字加筆

最近、自宅でも事務所でもエアコンの室内機吹き出し口から水が垂れる事(不具合)が多い。S社サービスエンジリアニングよると、全てドレイン配管内のカビが原因。なぜカビが生えたかというと無理なドレン管(結露水を排出するための管。冷房時は室内機の中にある熱交換器フィンで必ず結露する。この水を集めて外部へ排出するためのもの。)の配管方法とドレイン管そのものにあるらしい。住宅用のドレイン管はフレキシブル管といわれる柔らかい掃除機のホースのような蛇腹管である。最近の内部ドレインは下の写真の断熱ドレインでこれを使えば詰まりは少ない)この蛇腹のくぼみに水がたまり、乾きにくいとカビが成長するとのこと。ドレイン管はエアコン取り付け業者から工事して頂いているので、勾配などは間違いないと考える。が、しかし当事務所ように24時間つけっ放しように使うと、ドレイン水が乾きにくいとのこと。「この場合はドレイン水が流れやすいように勾配をつけなさい」というのがS社サービスエンジリアニングの回答である。私は、このような蛇腹配管ではなく、くぼみのない塩ビ配管にして、少しの勾配で水が流れるようにするのが良いと思う。なぜならエアコンの配管が極端な勾配で露出するのは美観上好まないし、設置自由度制限されないから。例えばオフィスの天井カセット式エアコンのドレイン管は塩ビ配管で、そのため設置自由。住宅エアコンも美観上考えてそうなればと思う。

しかしカビとはすごい。ドレイン管は直径16mm以上ある。直してもらったらそのくらいのカビ球がでてきた。ちなみにS社の人は、専用の吸い取り機を忘れたため、ドレイン管を口でくわえ吸い出したが、勢いあまってドレイン水が口に入り込んだ。仕事とはいえ、頭が下がる思いだ。

←隠蔽配管や内部配管時に使われる断熱ドレイン

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コメント

  1. オーブルの浅間です。 より:

    しげ様
     コメントありがとうございます。
    >プラスチック部分が薄く強度が弱かったり、経年劣化が進んでいると割れたりするので、機種選びには多少高くても厚手の丈夫なプラスチックを使っている機種を選ぶと長持ちします。
    なんとマニアックな・・・
    世の中には深い物選びの考えもあり大変参考になりました。ただ・・・
    そこまで考えたことも自分で内部部品を外してしようとおもったこともありません。多分多くの消費者がそこまで出来ませんし、多分・・・しません。
    ドレインつまりは年一度真空ポンプで引けば一年は大丈夫ですしそれ以上の事は、自動車のメンテナンスに例えるならエンジン部品を外してメンテするに近いので、それを消費者が望むかどうか・・・。
    しかししげ様のコメントは設計者として有意義で同意出来ます。

  2. しげ より:

    拙宅エアコンではこの断熱ドレン管を使っていましたが、エアコン内部のカビが多くて、エアコン内部清掃のドレン水でカビと埃がつまり水漏れしました。
    エアコン清掃をする際は、同時にドレン管内部と室内機内部のそこへの排水経路にも高圧洗浄を吹き付けて汚れを飛ばす必要があります。
    そうなると内部のファンとドレンパンも取り外して洗う必要があり、一般の業者ではそこまでしてくれないので、業者を探すか、自分で分解清掃することになります。
    これができるかは機種によりますが、一般にファン破損交換に備えてファンは取り外せる設計になっているので、前カバーを外し、電装部のファンモーターの固定を外せれば、ファンとドレンパンも外れるようになっています。
    プラスチック部分が薄く強度が弱かったり、経年劣化が進んでいると割れたりするので、機種選びには多少高くても厚手の丈夫なプラスチックを使っている機種を選ぶと長持ちします。