暖房と省エネを考える。⑥ 国の施策は・・・。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

暖房と省エネを考える。その⑥は、やはりエアコン暖房がこれからの主流という裏付け情報。これは次世代断熱基準以上の家で超省エネエアコンと省エネエコキュートを使用すると補助金が受けられるという情報。詳しくは、当HPのこの頁

http://homepage2.nifty.com/arbre_d/nedo/nedo2008.html

にある。補助する機関は勿論、国(NEDO)である。新潟県で暖房というと最近は蓄熱暖房機器が人気が高い。これは蓄熱暖房機器の設置が比較的簡単で、安定しているためである。(安定・・・クレームや問題が少ないこと)蓄熱暖房機器は、東北電力の販売会社さんが機器選定や設置場所をサポートしてくれるので、設備設計の知識がない建設会社や工務店さんが使い勝手が良いため、建て主に「蓄暖はいいよ。」と最初に言いやすいのである。ところがこの蓄熱暖房機器は、ご存知のとおりジュール熱を利用する効率の悪い熱の利用方法である。1kwhの電力は860Kcalにしかならず、効率(COPと呼ぶと)は1となる。因みに超省エネエアコンは2度の外気温で効率4、つまり1kwhの電力で3440Kcalとなる。

蓄熱暖房機は、格安の深夜電力を使うのでランニングコストは超省エネエアコンと同じ位であるが、二酸化炭素(CO2)は4倍多く発生する暖房機になる。(深夜は原子力発電と言われているので4倍多くCO2を発生すると断定できないが・・。)だから地球温暖化防止を推し進めたい国は、暖房機器を超省エネエアコンにしたいのである。今年の国の補助金の総額は19億円。もし日本が地球温暖化防止で取り決められた京都議定書を守れないとペナルティーがある。そうならないように省エネ機器に19億円の補助金をつけることは、理にかなうのだろう。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする