2013年10月緑字加筆
床が見えなくなるほど断熱材の山となる室内の断熱材仮置き
超高断熱(Q値0.99w/m2k以下)を勧めているオーブルデザインですが、実はそれだけで良い家はできません。家の期待寿命は50年以上・・・と考えている人が多いでしょう。だからオーブルデザインでは、メンテナンス性と耐震性の裏付けを大事にします。
オーブルデザインが大事にする事は。簡単に羅列しただけでも実に⑭項目もあり、超高断熱や自然素材重視はその3つの項目に過ぎません。いかにバランスよく家を計画するかが大事ですね。
オーブルデザインの独自に大事にする事
①基礎を高くすること(地面から881mm以上)でシロアリを物理的に防止。
②基礎を高くすることで排水給水管のメンテナンスを楽に可能。
③基礎を高くすることで床下を清潔に保つ事が可能。
④基礎を高くすることで、地中梁をなくし地上の梁にすることでコスト削減。
⑤基礎を高くすることで、大きな開口部を設置可能。
⑥基礎を高くすることで、床下暖房時の蓄熱を増加。
⑦地震の耐震等級は最低2等級相当とする。
⑧床に無塗装の木を使う事でコスト削減と共に肌触り重視。
⑨外壁に無塗装の木を使う事でコスト削減と共に廃棄時を考慮。
⑩換気、冷暖房設備をシンプルにし、故障時のリスク分散。
⑪超高断熱高気密で今後のエネルギー高騰に対応。
⑫常に建て主の立場で考えられるように施工は行わない(設計と監理のみ)。
⑬流行を追わない質実剛健なデザイン。
⑭主要な窓上には必ず「庇」をもうける。
⑮新土間を計画する。
⑯雨水(地下水含)利用を積極的におこなう。
です。
この中で①から⑤までが基礎を高くする事で可能な事がポイントです。
そして一番最後の⑭の必ず「庇」はここ数年まえから実践しているとても大事な事です。
基礎が高い「緑の家」。ダブル通気工法も綺麗で且つ高効率の通気。
基礎が高いと
①のシロアリの防止が半永久的に可能です(絶対大丈夫ではありません)。
建築基準法施工令49条2に(外壁内部に限定)
「構造耐力上主要な部分である柱、筋かい、土台のうち地面から1m以内の部分には、有効な防腐処理を講じるともに、必要に応じて、シロアリその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない」 全文
となってます。だから基礎の低いハウスメーカーでは、柱から筋かい、合板に至るまで全てをグリーン色等の薬液注入にしてこの法律を厳守しようとしてます。しかしハウスメーカー以外の所では、薬が現場散布のため10年でその効果が危うい施工が一般的です(通気工法だけでは長期優良とは認められない)。
オーブルデザインでは、基礎を881mmにしてその上に米ヒバの土台120mmをプラスすることで1001mmから上に柱や筋かいを納める事を標準としております。ですので半永久的にその効果は持続されます。薬中の木と、10年で薬剤効果がなくなる木と比べ、物理的に腐りにくいところに木を置く高基礎・・・。
さて、どれをあなたは選びますか?
その②以降はまた後日にご紹介をします。