超高断熱Q値0.9w/m2kの家で「小新大通りの家」のスタディー模型です。
事務所内で5分くらいの簡易撮影でしたが、光と影の美しい写真となりました。
オーブルデザインでは、設計工事監理契約を行う前に必ず模型を製作します。普通の会社さんは建て主さんに平面プランを造ると同時に、立面図又はパースという図も一緒に作成しますが、「緑の家」では実は立面図もパースも作成したことがありません。
それは・・・
造る家は「立体」です。単純な形状ほど立体ではよく見える時がありますが、それを紙で書いてしますと、何か物足りない図になりがちです。専門家でもそう思うのですから、きっと建て主さんには全然物足りない家の形に見えるでしょう。
でも、模型でご呈示すると、
立体でとーってもダイレクトに形が伝わります。これは普段見ている光と影がしっかりできるからでしょう。
人の目線で見ることが実際の家と同じくなる。オーソドックスな屋根ながらバランスよくまとまる「小新大通りの家」。
模型を見るとき一番大事なことは・・・
実際の人の目線で見ることです。人の目線は地上から160cmくらいです。ですので上の写真のように屋根形状が見えない家になることが殆どです。その時に家の均整がとれているか・・・が重要です。上から目線の建物形状は、鳥になら無い限り普通は見えませんからね。
バードアイと呼ばれるこのような見え方は身長2m以下の普通の人間ではありえない。しかしパースやPCグラフィックスでは良くみる角度。
南側の写真。開口部大変大きく、上下揃う事で均整がとれる。しかしこの写真は光が下からあたり不自然。
今日この模型をお渡ししましたが、「おおー」と歓声があがりました。やはりこのアナログ的な模型はわかり易いですね。切れ味の良い綺麗な模型を造ってくれた当事務所スタッフに感謝です。