荒町2丁目の家の水栓

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とても珍しい形状の外部水栓を選んだ。

最初に・・・

昨日、新潟県の県職員さんが当設計事務所の「査察?」に見えました。これで建て主さんへ設計の重要説明事項の説明義務が課せられた6年前の建築士法改正施行に対し、実際の業務が行われているかどうか5年間掛けて地域全事務所をチェックする一環であると言っていました。

「今まで廻った事務所の中で一番書類がきちっと揃っていた」
「施工会社内の設計登録所さんは、設計はサービス仕事との事でまともな書類が無い」

との事です。設計がサービスならその設計責任の所在も曖昧でしょう。当事務所は法律どおりの書式、業務で今後も参ります。

さて、本題ですが

青い矢印が水栓位置。犬散歩足洗も兼ねるので玄関横の目立つ場所だ。

荒町2丁目の家の玄関横の目立つ場所に外部水栓が付きます。このためこの仕様選定は

・木の外壁のように経年変化がある素材で

・直接ホースが繋げて

・シンプルなデザイン

・犬散歩足洗可

ということで・・・

真鍮製の水栓は直ぐに十円硬貨のような色に変わり、格子蓋は10年で黒赤さび色になる。

上の写真の水栓と格子ますタイプの排水口をチョイス。この排水口の廻りはコンクリートの枠が組まれて簡単に洗えるようにします。

この水栓は真鍮製ですから、一年で色が黄銅色にかわり良い感じになります。そしてこの機械的なレトロのバルブ・・・。緑色が泣かせます。格子ますは鉄製ですから、数年で錆が出ていい感じになると思います。

えっ錆が出てくるの!

と思われる方・・・ごもっともです。しかし・・・

「緑の家」はその刻んだ歴史が素材にも表われて来ることは自然な事です。プラスチックの格子がボロボロになるよりも、鉄の錆がそこにふさわしければ(問題なければ)あっても良いかと思います。

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