新潟の住まい 自然素材と高気密高断熱 と古材利用。

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古材を使った床の間。ピカピカしていないところが良い。

写真一番上は、三条市大面のK邸の床の間のアップである。この床いたは、Kさんのご両親が、ご自分の家を建てるときに使用できればと思って保管していたのであるが、いざその時に建設会社にお願いすると、「使わないほうが良い」と断られていたのである。その理由はあまり良くない素材で、今の新しい材料のほうが良いということ??

どの古材にも長年使われたきた味がある。特に「緑の家」のインテリアは、無塗装の木。だから古材が新材と一緒でもとても違和感なく納まる。だから私どもはいつでも古材を使うことに賛成する立場(多少加工費やお掃除代は掛かるが)。確かに、新建材や塗装を施した木のインテリアでは古材はあわないだろう。写真にある、玄関部分の床などは違和感なく納まり、非常に美しいと思う。上写真の床板も、腕の良い大工さんの仕上げ直し(お掃除)でケヤキ本来の良さが戻った。後日談ではあるが、ケヤキを仕上げるかんなの歯を研ぎ出せるかが心配だったらしい。ケヤキはとても硬い木で普段かんなをかける杉やヒノキとは違う「歯」研ぎをする必要がある。昔はケヤキを良く扱ったのだけれど最近はないので、その研ぎ感覚を思い出すことができるか?という心配事である。

さて、Kさんとは見学会でご縁があったと記憶している。当初から愛犬のスペースのご要望があり、2箇所計画した。そのひとつが玄関横の床下部分。床上より若干温度低くなりがちではあるが、何しろ広く空間が取れえる。もうひとつはリビングの一角でテラコッタタイル貼りの部分。テラコッタ自身は素焼きであるため、汚れが残りやすい。そこで表面に撥水加工のあるテラコッタをチョイスした。既製品では軽すぎる質感が好きではないので、棚や台、大きなテーブル、洗面台などは造りつけである。

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