「て・こあ」でのある一日 ⑯ 燻すこと

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立ち上る煙・・・当然、火報器は熱感知タイプでないと何時もなりっぱなし。結構白くなるまで燻す・・・。

冬の始まりに行う事・・・燻し

定休日の昨日、「て・こあ」の燻しを行って来ました。

「て・こあ」の周囲は自然が多く残っており、昆虫や蛇、小動物もちらほら見られます。そんな者達の意図せぬ進入にたいしNoを告げるため燻しを行います。

家の周囲に落ちている杉ッパを炭で燻す。100年も燻された柱や壁、梁は真っ黒。

アルミサッシ、断熱材を使わない民家では越冬する虫達の進入を防ぐ必要があります。特に今年は「カメムシ」が大変多く発生しているので注意しております。このため高気密の拙宅でも、カメムシが越冬のためどこからともなく進入してきて、娘の布団に潜り込み、悪魔のようなあの忘れられない「香り?」を放ち、家中大騒ぎになりました。窓を開けない拙宅でもそのような状況ですから隙間だらけの民家は今年は大変です。

昔は囲炉裏や竈を日常的に使用していたので、このようにあえて燻す必要せいはありませんでしたが、今は殆ど煙がでない生活をしているので、故意に燻す必要性があります。

ハチはこのわずかな煙でも直ぐに逃げ出すのですが、カメムシはなかなか逃げません。家の中でハチが越冬しても問題は少ないのですが、カメムシは前述の通り大変な問題を引き起こします。何しろ匂いがなかなか消えません。

毎日燻さないと意味はないのでしょうが、気休めとわかっていてもそれ以外に効果があると願い一週間に一回は燻します。この時は人も燻され、自宅に帰ると「燻しくさい」と家族に言われますから、多少効果があるかもしれません。昔の生活は、生物それぞれがつながり牽制しあって成り立っていたのでしょうね。

「て・こあ」の土間にあった花瓶のハーブの花が綺麗だったので思わずパチリ。

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