超高断熱住宅の家~ 根切り・・・

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軽い庇とオーソドックスな窓桟のデザイン。杉の木の板目がなぜか引きつける。磨いたらよくなるだろう。

工事監理の帰り道で見たなんてことのない古い建物の窓・・・

・・・この感じ・・・なぜか好きですね。

柱状改良の施された現場

小新ゼロエネ住宅の根切りが始まりました。

新潟市小新といえば・・・

地盤がよくないことは有名ですが、近年はよい地盤改良を施す事ができるので今では大きな住宅地となっております。

そこに計画された当事務所設計の「小新ゼロエネの家」は、地耐力が換算N値で12以上に上がる堅い砂質地層まで少し深く柱状改良を計画しております。その改良杭の計算では堅い砂質の上より50cm浅くてもよかったのですが、施工のバラツキと非通常時(地震時)に起きる液状化の影響をできるだけ受けにくいように注意深く設定しました。

さて・・・
表題の根切りですが、建築でいう根切りとは基礎の一番下の地面まで掘る事で、地盤改良をしない頃の現場の場合はとても重要な確認作業です。ですので工事監理者※としては必ず根切り底を目視しております。但し・・・地盤改良が行われる現場では根切り底の確認はそれほど大きな事ではなくなりましたので、現場に行けるときに目視します。ちょうど今日は小新の現場に行けましたので自分の目で確認しました。

敷地の全景。木の杭と横の板を「遣り方」と呼ぶ。その高さに注目してほしい。基礎が高いので普通の現場の倍の高さとなる。

これから基礎の工事が始まり、配筋確認、型枠確認、打込み確認と工事監理が忙しくなります。

※工事監理者とは・・・法律で定められた建て主さんが指定する「設計図書と現場の同一性を確認する人」のこと。と言う事はしっかりした設計図書がなければ工事監理もできない。そこが重要。

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