昭和の日 テ・コアで・・・

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トカゲは恐竜ミニチュア版のような顔が可愛い

事務所の定休日月曜日が丁度休日と重なったため、テ・コアでは4組の方がお見えになりましたので私も相乗りしました。天候に恵まれ、春の訪れとともに姿をあらわす、トカゲちゃんがあちこちにチョロチョロ・・・。うーーん 見事保護色です。

20分で一升を炊きあがるカマド

こんなに量の多いご飯を見るのは久しぶり

火加減は子ども達の仕事。

テ・コアでは「朝ご飯の会」の予行練習を兼ねて羽釜でお米一升を炊きあげました。全て子どもら(高校生一名含)で炊きあげたご飯・・・。土間の中には少し燻った煙が漂い、昭和の頃行われていたカマドによる食事の準備風景です。

最初にしては焦げも殆どなく、おいしく炊きあがった。

その間、外では薪割り・・・但し斧を持って割るのではなく、今時の電動式薪割り機。
このあたりは、耐力及び怪我防止と言う事で子どもでも操作できる機械を使ってどんどん割ります。

小さなながら7トンの薪割り機

「バッシッ」と大きな音を立てて割れる・・・爽快感・・・。

絵本「大きな蕪」のようにみんなで薪を割る子ども達・・・。可愛いです。

この機械なら安全性は高い。

時間が経つと酸化し色が黒く変わる赤みの部分

割られた薪の目・・・これを見ていると、着物柄、日本のデザインにも大きな影響を与える色のグラデーションを感じます。

途中で薪割り機が壊れるというハプニングがありましたが、20分くらいで復旧してまた順調に動き出しました。

囲炉裏で談義するのは楽しい(右が浅間)。自然と炉裏に集まる。火はDNAに刻まれた安心感。

私と同年代以上であれば、この囲炉裏と土間のある「昭和の家」には懐かしさとその時代の豊かさが蘇り、昭和の日にその頃の話が弾みます。

Aさん 「家に火が見える囲炉裏があるのはいいねー」

Bさん「それはいいよ。でもね、一酸化炭素がでて普通の家には無理なんだ」

そのとおりなのです。現在の気密性の高い家には、このような囲炉裏は難しい・・・。まねをして機械的に無理に換気させてもこの雰囲気がでないのです。よくある最近の家を古民家風にしただけではこの感じは絶対にできません。網戸もない、隙間は気にしないで、木や土を使って家を造るという感じでないとこれはできないのです。

私のお勧めする「緑の家」はこの正反対の超高気密です。冬の住まいには超高気密が欠かせませんし、日本の家文化=火(とカビ?)を扱うこの豊かさはこの隙間だらけのスカスカ住宅でないと、やっぱり偽物なのです。偽物だとどこまで行っても偽物・・・そこで・・・この2つの本物同士(超高気密と無断熱無気密)をくっつけた家を今後は提案したい・・・そんな想いがつのる浅間です。

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