「て・こあ」でのある一日 ⑱ 冬の一日

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家の設計を高性能で自然・木の素材。三条 長岡見附 柏崎 新発田 新潟で高断熱 

12月4日緑字加筆

玄関土間に今年のスズメバチの巣を飾る。どんなオブジェより繊細な造形が自然の営みの証。持つと凹むくらい柔らかい。

昨日の定休日に「て・こあ」で何時ものように奉仕活動をしてきました。

冷たい雨が吹き付けていたので今回は冬の内仕事・・・です。

巣は1箇所に入り口がある「黄色スズメバチ」の巣。メジャーもないのにどうやって丸く作るのか・・・。

まず最初に・・・

夏に「て・こあ」の軒下に造られたスズメバチの巣が留守になったので頂きました。

スズメバチのとしてはあまり大きくありません。これは大体バレーボールくらいかな。というのは途中で2回も大スズメバチに襲撃され、その都度瀕死状態から復帰したので、大きくなれなかったようです。それでも穴だらけになった巣を最後はキッチリと働き蜂は直し、整った綺麗な巣として空き家になりました。同業者として働き蜂の仕事ぶりに拍手します。

この部分は「緑の家」と同じくらい床下が高く90cmくらいある。矢印は・・・

続いては「て・こあ」床下に潜り込み、修繕箇所を見回ります。するとこの建物が何回か土台廻りを修繕している事がわかります。木の色、材料、コンクリートの束石から最後の大修繕は今か40~45年ほど前と考えられます。

上から差し込まなくても良い継ぎ手で土台が修繕されている。床束が新しい材料。

自然崇拝の人というか、古い大工さん等は「昔の建物は長く持つから良い」と言いますが、耐久性があったのではなく、要所要所をメンテナンスして長持ちさせたといえます。メンテナンスしやすい工法だった事は間違いありませんが、それは気密断熱を考えなくともよいからできたはずで、断熱気密を考えるとやはり改修までが30~40年、トータルの寿命が60年が限度ではないでしょうか?

この床下なら「タマ」も住み着くはず・・・。

建物の真ん中下縁の下から外部を見ると、光が帯となって見えます。つまり基礎はない事になります。外は相当の雨で地盤が緩んでいるにも拘わらず、床下の土は乾燥しているところが不思議です。これは建物の下は水が回り込まない・・・だから理理論的にスラブ下に断熱材がない基礎断熱も可能なわけです。

乾いているので、葉っぱが腐る事が遅くなり、形が崩れていない。

アイアンでできたお気に入りの自在鍵と消し壺。上品な囲炉裏は炭が火だね。

今日は珍しく誰もいない「て・こあ」ですから一人囲炉裏でお昼を頂きました。囲炉裏火で作ったタマネギとわかめに卵をおとしたお雑炊です。身も心も温まります。

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コメント

  1. 浅間英樹 より:

    安爺様
    ご無沙汰しております。
    多分近いうちにお会いできそうなので嬉しいです。
    ではその時に・・・。
    PS
    「て・こあ」は何時もお待ちしておりますから一番良いときにお越しください。

  2. 安爺 より:

    「て・こあ」とうとう今年は行けませんでした。
    いろり端で美味しい酒を酌み交わしたい、
    と願いながら…残念無念…。残念無念…。
    寒さは……、??。想像できないですネ。