柏崎の「緑の家」 UA値0.26w/m2Kで国認定の超高断熱住宅

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

25mm/hの豪雨の中、屋根板金が荷揚げされていた。

今日の柏崎は午前中に激しい雨がふりましたがそんな中、工事監理に伺いました。

凄い数の筋かい壁が並ぶ2階の仕切り壁。

今日の監理の目的は、上棟後の構造材と耐力壁をチェックすることです。
上の写真は2階の写真です。ご覧頂ければわかりますがおびただしい数の筋かい(耐力壁)・・・、それも密に入っている(ダブル筋かい)ので、壁の向こうが見えづらいですよね。それはこの建物が耐震等級の最高評価の3を取得した為なのです。

正規の設計積雪量1.3mで耐震等級3クラスになると2階であってもこのくらいの密度で耐力壁は必要となります。この密に入っているダブル筋かいは4倍の強さですから、一般の合板貼り2.5~3の1.5倍程度の壁強さにになります。

こちらは晴れた日の柏崎の「緑の家」で長浜の家。屋根が重なり合う外観となる。

細かいピッチで雲筋かいがはいる

小屋裏も雲筋かい(振れ止め、小屋筋かい)が沢山入ります。

先回はアンカーボルトの箇所と納まりのチェックでした。「緑の家」のアンカーボルトを抑える座金は重要です。


 

重要な座金の大きさと、筋かい取付け用金物。60角ヒノキの場合は18KNまでOKだがアンカーボルトの埋め込み長さで決定し14.4KN。

このブログで数年前から申し上げているとおり、「緑の家」のアンカーボルトを留めつける座金はこのような大きな60角を使います。施工しているヨシダハウスさんから「60角座金をやすく買えるところしらないか?うちの金物屋では高すぎ」との事だったので、探してみるとまだこの写真のような60角6mm厚座金は一般的に出回っておらず、従来の40角4mm厚座金だけです。40角座金は柱の引き抜き強度がたった6.4KNまでで(土台が米ヒバの時)、これでは2.5倍程度の耐震壁しか該当しません。やはりダブル筋かいや、3倍以上の壁が来る場合は、この60角が条件となりますが、殆ど巷では使われておりません。ネット検索でも販売店はわずか数社です。
https://www.google.co.jp/search?q=60%E8%A7%92%E3%80%80%E5%BA%A7%E9%87%91&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&client=firefox-a

これって凄い事だと思います。

また、当事務所の筋かい取付け金物は、土台と柱付けタイプです。このタイプでないと金物工法の時はたいへんまずいことになります。そのあたりを今度詳しくご報告します。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする