当事務所のCADは汎用AUTOCADで設計事務所らしくmm単位の入力。一つ修正すると数枚の画面上で修正が必要となる。
上の画面は本日朝の私のディスプレイのスクリーンショットです。
画面は4画面合計で約3840×2104-(一部1360×1024が欠損)で、ほぼ4K画面位の作業量スペースがあります。ここに・・・
CADを2つ立ち上げて、構造用ソフトを2つ見ながら作業をしております。その他メイルソフトのサンダーバードとファイアーフォックスが起動しております。
ここ数ヶ月実施設計が複数重なり、このお盆中はある家の構造と意匠の詰めを行っており、この作業が一番時間がかかります。
ご存じ「緑の家」は、
積雪1m~2mくらいで、
耐震等級2をとり、
旧Q値で0.99w/m2kの中で
更に平面的な広がりの自由プランと
窓面積が大きい事、基礎が高い事が・・・
特徴です。
これが意外と大変で、常に構造ソフトでシミュレーションしながら微調整を行い、耐力壁の倍率や床の強さを変化させ最適化を図ります。このためその整合性を取るのが非常に時間がかかります。この作業で3日間はPCのマウスクリック回数は跳ね上がります。又基礎が高いので家重量が増え、スラブ配筋、地中梁の検討をとてもシビアに行わないとコストアップなるので時間がかかっても手は抜けません。
そんなんでお盆は自宅に帰ることもなく(13日の午後のみ親戚と家族の盆行事)、今に至ります。そして明日は8時間耐久打ち合わせを行い夜は通夜参列となります。無論、ここ2ヶ月はお付き合い以外のアルコール(晩酌)もしておません(所謂断酒で仕事集中)。
こんな状況でもまだ基本設計を提出できていない皆様にはまず持ってお詫び申し上げます。
上のショットでわかるとおり当事務所のCADはAUTOCADで汎用CADです。これは普通の住宅設計CADではなく、mm単位で入力をするまるで昔の紙と鉛筆のような使い勝手のソフトです。今時こんな汎用ソフトで書いているのは専門の設計事務所ぐらいでしょうが、「緑の家」は一つ一つが全く違う家なので、普通の住宅CADでは意味がないのです。・・・ですがコピー&ペーストができる分、青焼きより大変ラクになりましたが・・・。
ここ4年位お盆は事務所で仕事が定番になってきました(目の前が海なのに海水浴がなくなった)。これは新潟県での家造りの心が春に加速するので、そのままそれが夏に実施設計が重なるのです。・・・厳しい状況で全くゆとりがありませんが大変ありがたい事です。