新電気料金と太陽光発電、そして法人としての責任

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電気代の大幅値上げ伴い私自身東北電力さんと6件分の電気契約を行っているので、こんなようなはがきと、封書が10通以上届いている。これは一番最近届いたはがき。

中を開くとこのような文面と図がある。その黄色い矢印の箇所が先回とりあげていた記事の内容となる。まずこのはがきは「自由料金」の契約書に送られるはがきと記載がある。東北電力では「規制料金」と「自由料金」契約があり、2022年12月から規制料金は燃料調整費の上限がある契約のことだけにかわった。多くの方がこちらの契約である。一方エコキュートや深夜機器を多く使うご家庭は自由料金契約でないと夜間の料金が安価にならないので自由料金プランを選んでいる家庭が多い。当然「緑の家」では「自由料金」であるため、今回の12月改定で燃料調整費は約13.5円/kwhという未曾有の加算額がされてびっくりしている人も多い。一方規制料金の契約では3.45円/kwhが現状の上限なのでその差は12月分からは10円/kwhにもなる。

さて今回取り上げたのは、自由料金の単価が深夜電力で2.6倍になることは事実であるということの繰り返しであり、先日とりあげた内容の再修正とまとめである。

先日の内容では夜間電力の基本単価が11.43円/kwhだったのが29.93円/kwhと2.6倍になり、その29.93円にはすでに燃料調整費が入っていると申し上げているが、再訂正でこれには燃料調整費が入っていない。つまり今後燃料費がさがれば、当然マイナスの燃料調整費が発生するので29.93円が下がることがこのはがきに記載されている。それが赤丸と赤矢印で示した部分。但ししっかりと「値上げ後の電力料金には別途燃料調整費が加算又は減算される」とあり、さらに上がる可能性をちらっと記載している。

不思議に思うのが、この燃料調整費の上限を撤廃すれば自由料金も規制料金も電力料金単価を値上げする必要は無いと思うのだが、なぜ今回単価自体をあげるのだろうか?推測であるが、自由料金のほうは今回の燃料代高騰を大義にして夜間に使用する電力が増えたこと(EVとエコキュート)と共に、太陽光発電によって昼の需要が下がったため、夜間と昼の電力単価差を狭めたいとの意向があったのだろうと思う。つまり太陽光発電を増やせば、夜間電力が高くなるということ。太陽光発電を大幅に導入するということは、このように従来の時間あたりの電気使用量の変化が顕著になることである。これによって恩恵を受ける人も多いが、太陽光発電を載せていないご家庭では、益々負担だけが増える。今まではFITによる「再エネ発電賦課金単価」の上乗せされた負担だけだったのが、このように夜間電力の単価を大きく変える原因になり、特にエコキュートはあるが太陽光発電はない家庭と冬に日射がない日本海側の家庭に偏った負担がかかるのではないかと危惧している。

このブログでは何度いうが、「太陽光発電」は経済の格差をさらに大きくする装置ではないか?とさえ思う。そう言いながらも私も太陽光発電は10kwを載せ全量売電してその恩恵を受けている。しかし大事なことは「情報の多様性」だけは偏らずに平等に発信することだと思う。

その情報の平等で謝罪すべき事があります。実は・・・

最近新潟地方裁判所から過料※の通知を受けました。これについては真摯に私の無知をお詫びすると共に、今後このような事がないように気を引き締め法人として社会での責任の大きさを認識し規律遵守義務を全うするつもりです。
※「過料」とは、行政上の秩序罰で、「科料」いう刑事罰ではない。

数日後に検察庁から納入通知がくるとのこと。

今回の過料は「会社法」違反の措置で、具体的には有限会社では役員名を登記する必要があるが、その役員に改正(死亡を含む)が行われたときに2週間以内に修正登記を行わなければならない。公開性が重要な株式会社では当たり前だとおもうが、有限会社でもそんな法律があると知らず、26年前に創業したときに私の実父が役員として明記されていたのであるが、死亡時に登記変更をしていなかったのである。しかもその義務をしらなかったので長い期間放置になりそれで過料が発生したのである。半年程度では過料の発生はないとも言われるが、これだけ長く放置すれば過料はあたりまえであろう。今後このような事がおきないように法律遵守を家造りだけでなく、オーブルデザインを取り巻く全てに注意を怠らないようにしたい。

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