「て・こあ」でのある一日 五拾四 冬の風呂

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このヒナビタ感が何ともいえない。

ご存じ「て・こあ」のお風呂場です。
壁はモルタルと漆喰・・・床はモルタルの上に杉のスノコ・・・
浴槽は懐かしいステンレスで深いもの・・・
木の蓋
ノスタルジーなインテリアです。

薪は20分ごとに投入口にいっぱい詰める

「て・こあ」に久しぶりに宿泊があるということで、お風呂の試し炊き(1年以上焚いていなかったので)をしました。

奥の薪ストーブは殆ど無色のような煙なのに流石に風呂の釜は煙りが濛々とでます。如何にもお風呂を焚いているという感じ・・・。

自然循環中の浴槽の水(揺らいでいる)

わき上がるまでゆっくり焚いたせいか・・・100分。一年で一番水道水の温度低い時期でも自宅の風呂なら10分ですから、このゆっくりさが「て・こあ」で生活する事なのでしょう。

今日は中華粥。塩とガラだしにごま油を垂らして出来上がり。気分的にはアシタカとジコ坊のお粥。

その間昼食を食べます。
今日はお粥のみ・・・。
お粥の米は近所農家さんから頂いた「粉米」。つまり自宅用のお米。
籾から精米に至るまでに米粒がこわれてしまったお米のことで当たり前ですが一般流通にはのりません。農家さんが自宅で処理するか菓子等の粉にして使うお米です。そんなはね米ですがお粥にすればこれはご馳走になります。
もののけ姫の1シーンでアシタカとジコ坊がお粥をすくうあのシーンの粥のようで1合強の粥をぺろり。粥の極意は最初から塩を多めにいれて米の甘みを引き出すこと。これさえすれば塩だけでもおいしい粥になります。鉄臭が嫌いな方は土鍋で。

2時間もすると熾きが沢山になりストーブは安定するのでその心地よい輻射熱の前で食後のコーヒーを飲み、春準備奉仕をします。するともう夕方・・・。お風呂のお湯を落とそうと思って蓋を開けると・・・

14時30分には火を落としたのに17時30分でも入れる位の湯の温度。なぜ?と思いつつ、それまでは冷めていると思ったので入るつもりは無かったのですが急に入りたくなり下着の代えもないのに服を脱ぎ、お湯につかってしまいました。
ああー気持ちいいっすネ。

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