銅板で屋根を葺いた「緑の家」。現在では緑青になっているだろう。
都市伝説とは根拠の無いことが人伝であたかもそれがあったかのようになった話です。
例えば銅板に発生する「緑青」・・・
緑青に毒があると思っている人は今でも多いと思います(多分20世紀に育った人)。
しかし今の科学では人にとって緑青の危険性は他の金属(鉄やアルミ)と変わり無いとの結果が実験的に得られております。以前は人に害があるので緑青は気をつけるようにと言われた人も多いと思います。人の害が少ない事は一般的に考えて他の生物にも害が少ないと考えます。菌という単純生物には効果があっても昆虫などにも効果があるか・・・よく考えないといけません。
これと同じような都市伝説では、
卵は1日2個以上食べないこと。コレステロール値が上がらないように・・・といわれて30年、ところがつい最近健康の人なら卵は二個/日食べても全く全く問題ないことがニュースになりました。
また建築系では乾燥している木はシロアリ(東日本生息のヤマトシロアリ)に加害されないということが20年前には普通に建築業界で信じられておりましたが、今は信じる人は少ないです。乾燥材でもヤマトシロアリの加害事例は沢山あります。
今後ありそうな事は・・・
そういえば2015年の建築論文(環境系)の目的の文言から「地球温暖化防止」という言葉が消えつつあります。いつのまにかフェードアウトするように消える今世紀最大の環境問題といわれた温暖化防止・・・ダイオキシンと同じように何のこと?なんて言われる日も近いのでしょうか。