建築技術 1月号 床下エアコン暖房の記事

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床下エアコン暖房・・・

最近の超高断熱住宅のトレンドになりつつあります。

特に新潟県を含む北陸地方と東北地方にふさわしい暖房方式として・・・。

そもそもなぜトレンドになるのか・・・

従来最も快適な暖房方式として床暖房がありますが、床暖房には大きな欠点が2つあります。

1.床暖房は低温火傷の恐れがあるので直接その床上での就寝ができない。

2.維持費と設置費に費用がかかる。

です。

1は上の図で見て頂ければ一目瞭然です。電気式の場合は制御が細かく可能で火傷の恐れはへりますが、電気代が高くなりすぎ不経済なため眼中にありません。
2は設置も最近はやすくなりましたが、それでも暖房専用設備としてコストが高い部類です。加えて冷媒循環の交換などが数年に1回かかり維持費も高くなります。

さて・・・

しっかり計画され、施工された超高断熱の家は、実は床下暖房がなくとも快適です。真冬でも問題なく裸足で歩けます。しかし・・・建築後15年もすると変わってしますのです。

何が変わるのでしょうか?それは・・・

住んでいる人の性能が変わるのです。

人は年齢と共に代謝が落ちます。特に普段運動していない人は確実に若い頃より代謝は落ち、代謝が落ちると言うことは筋肉量が少なくなる事ですから、筋肉量が少なくなれば末端血流がおちます。つまり冷え性になりやすい体に変わるのです(概ね40才から)。

この時に床の温度が簡単に変化させられる床下暖房は、体の衰えをカバーできるので15年後でもこの点は快適に過ごすことが約束されております。現在高気密高断熱が普及してから25年ほど経過した今だからこそこのような床下暖房がトレンドになっているのでしょう。

「緑の家」は建てた直後のことではなく、15年後から20年先を基準に考えて性能や仕様を考える事が原点です。新築時に床下が綺麗なことはあたり前ですが、15年後も綺麗である保証はないばかりか、普通に考えれば汚れます。だから隅々まで目視でき、メンテナンス出来る床下高さが基本なのです。現在のトレンドが15年後も使えるように・・・。

そういった床下暖房(エアコン)の内容を整然と2000文字にまとめ記事にしたのが今回の「建築技術2016年1月号」の 床下暖房の記事になります。是非お目通しして頂ければ床下エアコン暖房の仕組みがスッキリします。発売は12月下旬です。

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