三菱自動車と金目(減税、補助金)

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事務所の軽トラは23年前の三菱ミニキャブ

フォルクスワーゲンが不正ソフトによる排気ガス問題があったばかりの自動車業界で、三菱自動車が事もあろうに最近の消費者が一番気にする項目の「燃費」に対し、詐欺※を働いたとの報道で昨日からさわがしいです。
※明らかに人を騙して、結果それで利益をえる行為だから詐欺にあたると考える。

では何に対して「詐欺」を働いたかというと、
三菱自動車さんからの発表はありませんでしたが、多分・・・

「エコカー減税」

を受ける為といわれております。

確かに、購入者は燃費が24km/Lと26km/L等の数値だけでは、購入選定の高い項目ではないと思われます。

これがもし販売する営業マンが

「こちらはエコカー減税満額です」

ということと

「こちらはエコカー減税1/2です。」

と紹介したらどうでしょうか。

普通の購入者は24kmだろうが26kmだろうが、そんな数値の差よりも「減税満額」の発声にとても弱いでしょう。

となるとこの事件の発端は「減税」=「補助金」と同様ですから所謂補助金支給の「金目」によることになりそうです。

心のエコになってしまい人と企業が荒んできました。

三菱自動車を擁護する気は全くありませんが・・・元々消費者が自身の判断基準をしっかりもっていれば、三菱自動車もこのような詐欺を行う理由はなくなるでしょう。

補助金=減税額は3年で約7万と約3万の差4万分しか違いません。4万ならオプション1つ分。となると、人生を楽しくしてくれる気に入った車ならエコカー減税が少し低くても良いのではないでしょうか。エコカー減税の大きい車が実際燃費が良いとも言い切れません。燃費は乗らないのが一番良いとの極論を除き、最近の新車なら殆どが乗り方で燃費は左右されますからカタログ表示燃費では・・・あまり気にしなくとも良いと思われます。

建築業界でも「補助金」を受ける為に「詐欺」まがいに近いことをする・・・ことのないように対岸の火事として考えないこと願っております。

そして賢い消費者は補助金に惑わされることなくしっかりした目で、20年後でも良い家である価値基準で選んで頂ければ・・・楽しくない心のエコにはならないかと思います。

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コメント

  1. オーブルの浅間です。 より:

    ワタナベ 様
     コメントありがとうございます。
    >例えばミニバンのように畳をおっ立てて走っているような自動車は空気抵抗も大きいはずで、ミニバンに限らず単純にカタログ燃費だけでエコカー認定=減税される
    おっしゃるとおりですね。
    >古い物を大切に使っていると制裁を受けるような自動車税制もおかしいですね
    そこです。そのとおりです。古い物を大事にして何が悪いのか?古い物は個性があり大スキです。

  2. ワタナベ より:

    例えばミニバンのように畳をおっ立てて走っているような自動車は空気抵抗も大きいはずで、ミニバンに限らず単純にカタログ燃費だけでエコカー認定=減税されるというのはどうなんでしょう。
    写真のミニキャブはとても23年前の車とは思えないほど綺麗で大切に使われていらっしゃるのがわかりますが、新車登録から13年経過すると自動車税が割増になるというような、古い物を大切に使っていると制裁を受けるような自動車税制もおかしいですね。