夏期の通風は間違っているのか?その2

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今朝は3時から4時に気温が上がるという夏らしい外気。寝苦しかった人もいると思うが通風しない自宅は湿度50%の室温26度で安眠。

夏期の通風は間違っているのか?その1を受け、

もし夏期以外・・・

10月中旬から5月までの通風期間のため通風窓を計画する必要があるか・・・

と言われると、

特に必要ありません。

この季節は開け放していると寒くなりますから日中の数時間で閉じる事になります。

法律では

採光のための窓は床面積の1/7、

換気(通気)の為の窓は床面積の1/20

が必要と定められており、この窓があればこの10月中旬から5月までの通風としては十分すぎる窓となります。
ここから入って、ここから出ていく・・・なんてことは全く考えなくともよく、季節によって変化する風全てを予想することはほぼ無意味です(都市の家)。

そもそも10月中旬から5月までの通風は暑さ軽減のために行うと言うより、外気が人にとって穏やかになるので、それを楽しむ・・・小鳥のさえずり、木のざわめき、子供の遊ぶ声・・・
そんな外気が人に優しいことを満喫する為に開けると思います。ですのでわずかに風と共にその雰囲気が入ればよく、涼しさを得る時のような風がとおり抜けるように室内に入ったなら、物は飛ぶし、寒く不快になることが多いでしょう。

とは言っても・・・下の「て・こあ」ような全開窓の魅力は捨てがたい・・・

目の前が寺院でありその屋根とグリーンを切り取る大型の全開放する窓。

耐震性、断熱性、コスト、意匠のトータルバランスで考え、後はどこを重視する生活や環境なのかでしょうね。

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