生まれて5年・・・増殖するCF(循環ファン)は凄い!!

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2016年12月16日加筆修正

2013年にこのページで正式に発表してから3年。実際に設置してから5年。「緑の家」では外せない標準仕様のCF(循環ファン)・・・。このブログをご覧頂いたCFの賛同建て主さんから反響を頂ております。

先日も業界の省エネの有名人達にCF(循環ファン)をお勧めしたのですが、みんな口を揃えて「少し心配」と一蹴されていますが、

逆に先入観のない普通の建て主さんはほぼ全ての人が、

なかなかいいぞー

との評価と受けとっております。

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北海道の建て主さん(「緑の家」ではありません)から送られてきた写真。CF(循環ファン)使用時は冬期の室内RH(相対湿度)が数度上がるとの事。

こちらは北海道で採用された方から頂いた写真です。お風呂の天井に二つの換気用の開口部。

右の大きいのはCF(循環ファン)で左は計画換気の従来の換気扇顕熱交換のRAです。

CF(循環ファン)は風量が多ければ多いほど効果的・・・。だから通常は150Φの大きなダクトやスリーブを使うファンで、通常120m3/h以上の空気を押し込みます。

一方排気用の換気扇は120m3/hも排気したらそれは大変。換気過多で冬期は過乾燥に苦しみ、夏期は外気取り入れすぎで加湿されてしまうことに苦しみます。さらに空調コストもアップ。一年で9ヶ月もある空調時期では良いことはありせん。

それじゃーといって排気換気量を半分にするとお風呂の乾燥までに時間がかかる・・・。

お風呂の乾燥時間は換気量(表面の湿気バリヤー除去する風速)で決ります。そして乾燥時間が早ければ早いほどカビの心配も薄れます。

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北海道の建て主さん(「緑の家」ではありません)から送られてきた写真。この一枚でおしゃれな雰囲気がわかります。

さて頂いた写真のCF(循環ファン)の取り入れ口は廊下・・・と思ったら実はこれは私の勘違いで浴室の排気をこちらの廊下に送風しています。本州では難しいですが、湿気が少ないと思われる北海道では考え方が柔軟になるようです。

「緑の家」は玄関ホールや廊下、はたまた階段から浴室に空気を押入れた事が結構あります。

最近はCFは洗面脱衣所にもCF(循環ファン)を計画しておりますので、CF(循環ファン)は1軒で6個になる家もあります。

これは・・・超高断熱住宅では外気の影響を受けにくくなるので、そのため今は室内間の温湿度差が気になります。特に湿気は思った以上に気流がないとゆっくりしか動きません。そのムラをなくすのがCF(循環ファン)で、これが大変効果的です。

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