ここから何回かのブログは家の事ではありません。
「て・こあ」にあるこの車は?
再びルノーエクスプレスが戻ってきたのか?
では無く・・・
この車が遠く関東から到着しました。
そうですね、ルノーエクスプレスが生産中止になってそれを引き継いだ
「カングー1」※
です。
※1997年~2007年がカングー1で2007年~がカングー2であるが、マニアの中では1997年~2003年までに3度マイナーチェンジがあり、その中でこの初期型カングーを1~3に分けている事もある。
なぜ「1」なのか?
それは現在発売中(2007年~)のカングーは「2」と呼ばれ、車体が1より一回り大きくなってより乗用車に近い味付けになったので、1とは同じカングーでも、2はファミリーカーとなり、もうあのバリバリの営業車であるエクスプレスの流れを引き継いでおりません。またカングー1はエクスプレスとほぼ同サイズの5ナンバーに納まるコンパクトさなのです。ここは重要です。
事の流れは・・・
グーテ・ド・ママン コム ル ヴォン(に変更)責任者が「て・こあ」工房で作ったスイーツを、各催しへ運ぶ車が必要になり、当初はエクスプレスの再来を希望しましたが、流石に今の業務にはエクスプレスはNG。
なぜなら・・・エアコンが殆ど効かない事を10年間乗り続け体験済みだったからです。
エクスプレスはあの大きな空間容積にひ弱なサンク用のエアコンが付いており(吹き出し口が中央の一個だけというお笑いの仕様)、これでは後部荷室まで冷える事はありません。スイーツを運ぶのに万一溶けたり、味が変わってしまったら商品にならないので、泣く泣くあきらめました。また重ステと呼ばれる今や殆ど見ることのないパワーアシストのないハンドルは非常に重い・・・。もうこの年ではその操作は無理ですね。
そこでデザインは一新され丸まっこくなってはしまいましたが、エクスプレスの血を引き継ぐカングー1が候補となりました。
しかしその候補はただのカングー1ではなく、
なんと5速MTのマニュアルミッション。
カングーを知っているかたならわかりますが、カングー1の国内発売当時2002年は4速ATのみで、しかもリアは跳ね上げゲート(今のワンボックスの一般的なバックドアのこと)で、エクスプレスの観音開きのそれを知っている人には、当時この跳ね上げリアドアがエクスプレスから直ぐに乗り換える事のできない最大の要因でしたが・・・
このカングー1は5速でしかもエクスプレスと同じ観音ドア・・・。
つまり・・・
国内で発売されたカングー1ではなく、本国(仏)仕様のカングー1なのです。
しかもエンジンもカングー1初期型の国内は1.4Lだけしかなかったのに、こちらは1.6Lと上級グレード。
更に、国内では大変希少な「マリンブルー」という最近見直されているソリッド色の青。このメタリックでないところが良く、このあたりが一番上のエクスプレスの血を引いているカングー1の特徴なのです。確かにこの深い海色のカングーは新潟県ではお目にかかったことがありせんし、エクスプレスを引き継ぐにはこの色はすんなりと受け入れられるい色。
更にルノーエクスプレスがそうであったように左ハンドル仕様で簡素なメーター廻り。日本ではカングーは子育て世代に人気の車で、50歳半ばになろうとしている人が乗る車ではありませんが、貨物車としてとても有用・・・。
やはりオーブルデザインの人達は変っております。
今時左ハンドルを、しかも15年前で更に走行距離も多い車を好んで選ぶ人なんておりません。
これでオーブルデザインの車はルノー車のマニュアル車で左ハンドルが2台という変わりものがそろい踏み・・・。不思議とルノーの神髄である実用的大衆車でありながらなおしゃれトッピング的遊び感覚が肌に合い・・・好きなのです。
コメント
こんにちは。とうちゃんです。
カングー良いですねぇ!
実は私も狙ってたりします。もちろんMTの旧型です。
もともとシトロエン好きなのですが、ルノーが最近とっても気になってます。
ルノーは時々飛び出た車も作りますが(サンク2ターボやルノースピーダー)、なにか特別デザインだけに拘った美しい車ではなく、実用車があくまでも主であり、その中でデザインをまとめることを得意としているメーカーではないかと思っております。エクスプレスなんてシトロエンのC15とともに他社が追随する意欲がわかないほどフルゴネットという特別な実用車でしたし・・・その意味ではシトロエンとルノーは同じ道をたどっているのかも・・・(シトロエンはさらにマニアックな思想ですが)。
とにかくカングー1は・・・「て・こあ」管理人の強い希望でした。私は「ラシーン」とか「ビックホーン」などの古い四角形状の4駆を押したのですが、却下!それでカングー1の後期版も進めましたがそれもボツ。マニュアルがそもそも少ないうえに、貨物車でデザインも多少気を使ったなんて・・・あまりありませんから。
最近はサンクの後期型が気になっております。あのデザインはととても美しく完成されており、バックプロポーションは最も好きな車です。