床下暖房用の冷房(除湿)使用は慎重に9 
 小屋裏設置も注意  2017年版

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拙宅のエアコン室内機からの水漏れ。突然、コップ4杯分くらいの水が一気に漏れ出て、更に運転継続すると絶え間なく垂れ続ける。

この時期のエアコン室内機から大量の水漏れの原因は・・・

結露排水ドレンの配管内でカビが増殖してそれが配管を詰まらせることが殆どです。これは10年以上前から当ブログでお伝えしております。

ですが、それから10年経ってもエアコンメーカーさんはその事を正しく説明、もしかしたら理解していないと思われます。というのは・・・

ある最大手のエアコンメーカーさん複数のHPには

=前略=障害物がない場合や取り除いても再び水が漏れる場合は、ドレンホースの中などの排水経路の詰まりや折れ曲がりなどの不具合の可能性があります。お買い上げの販売店または当社に点検・修理をご依頼ください。

<室内ユニットの吹出口から水漏れする場合>
■ボタボタと「かなりの量」で水漏れしている
ドレンホースの排水口がふさがってないか(排水口が水に浸かったり、折れ曲がってないか)どうかを確認してください。

とあり、排水経路つまりという表現に止めております。この排水経路のつまりは、原因によっておこる症状で、原因はあくまでもその詰まらせる物質だと私は思いますが、その明記はあえて避けているようです。確かに工事中のゴミなども考えられなくもないのですが、私が対応させて頂いた室内機の水漏れは、100%ドレン内のカビ球等※によるもので、工事中のゴミくずではありませんでした。

もし原因に目をそらすなら、正しい開発設計は出来ないと思われます。

※カビ球を専門機関で分析したことがないのでカビ球と呼んでおりますが、カビを含め微生物活動による生成物が殆どあると考えられる。

ところで、

最近は夏用冷房エアコンを小屋裏収納などに1台だけ設置して、その冷気を家中に循環させようとする仕組みも見受けられますが、これは床下用エアコンを冷房に使った場合と同様で、見えない所にエアコン室内機を隠蔽する場合は、ドレン水も水漏れの早期発見がおそくなる場合もあります。しかも床下なら水で濡れるには「コンクリート」だと思いますが、小屋裏設置の場合は、壁内や床が水浸しになることもあります。気づいたら壁に水シミができており、小屋裏をみたら床一面水浸しだったなんてことにならないように注意しましょう。

リスクがわかっている24時間常時使用するエアコンは、やはり常時目に見える場所に設置する事が・・・

「無難」

です。

無難=難をさける。そんな家造りがオーブルデザインの「緑の家」の基本姿勢です。

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